thom-kitten: 2009年12月アーカイブ
これぞ、英国音楽の真髄なり! 天下一品のコンピレーションアルバム「For The Sake of British Songs」
やー、こういう偶然の出会いがあるから、音楽っておもしろい。
ことの始まりは近所のCDショップへ立ち寄ったときのこと。その日、店内で流れていたのは、とってもお洒落で上品な雰囲気の女性ヴォーカルの音楽でした。尋ねてみると、ジョアンナ・カーリン「夢の歌姫」という曲。どうやら入手困難な品物らしい。
「Vinyl Japan」というレーベル名だけ教えてもらい、後日、密林で彼女の曲が収録されたコンピレーションアルバムを見つけ、在庫僅少だったので即購入。で、昨日届いたそのCDをずーっと聴いているのですが……
んは~、良いっっ!!!
と、今朝から何遍も何遍も吼えております、ワタクシ。
レーベル Vinyl Japanのコレクションから60~70年代のUKロックやフォーク・ミュージックをテーマに編集された、2枚組み全43曲収録のコンピレーションアルバム「For The Sake of British Songs」。スリーブにあるとおり「色彩豊かな英国音楽の探索にはもって来い」の一品。このジャンルは不勉強で詳しくないのだけれど、たくさんのミュージシャンの音楽を知ることが出来て、コンピさまさま。ともかく、気軽に聴きたいリスナーからコアな英国音楽ファンまで、マスト・バイな名盤です。
「For The Sake of British Songs [英国音楽-The Compilation Album Of UK Folk, Rock & Trad 60'S&70'S]」/ Various Artists
release : 2008
label : Vinyl Japan
Disc 1
1. Andy Roberts / Poison Apple Lady
2. Jeremy Taylor / Crossroads
3. Jonathan Kelly / Denver
4. Dave Goulder & Liz Dyer / Till The Prawn-Boats Come
5. Paul Brett / Empty Dream-Flying Machines
6. Wizz Jones / Slow Down To My Speed
7. Isla St Clair / Will Ye Gang Love
8. The Lee Riders / A Band of Outlaws
9. Ian Matthews / Southern Wind
10. Derek Brimstone / Fightin' And A Feudin'
11. Dave Lewis / Such A Long Way To Go
12. Colin Scott / Take Me Away
13. Archie Fisher & Barbara Dickson / The January Man
14. Bob Theil / So Far
15. Sandy Davis / Snuggle Up
16. Joanna Carlin / Dancing In The Dark
17. Bob & Carole Pegg / Love Song Number 2
18. Dennis Coulson / Let It Shine
19. Brian Patten / You Missed The SunFlowers At Their Height
20. Fire / Father's Name Is Dad #1
21. Marc Ellington / Will The Circle Be Unbroken
22. Miller Anderson / Grey Broken Morning
23. John Williams / To SomeThing New
Disc 2
1. Dave Goulder & Liz Dyer / The Cuckoo
2. Keith Christmas / Robin Head
3. John Williams / In The Eveing
4. Marc Ellington / Coal Tatto
5. Ian Matthews / Rhythm Of The West
6. Bob Theil / Nice And Easy Does It
7. Oscar / In The Morning
8. The World / Angelina
9. Jefferson / Ordinary Girl
10. Accolade / Transworld Blues
11. Bob & Carole Pegg / Load Of The Dance
12. Foggy / She's Far Away
13. Dog Soldier / Piller To Post
14. Gothic Horizon / Song
15. Cafe Society / Poor Old Sailor
16. Ian Matthews / Don't hang Up Your Dancing Shoes
17. Pisces / Poker Joe
18. Paul Brett / Who Am I ?
19. Andwella's Dream / Man Without A Name
20. Wizz Jones / She's Only Waiting
「大人の科学マガジン」Vol.26はミニエレキギター!
これは来日公演の時期にDASにアップされていた、ジョニーくんの写真。「これって『大人の科学マガジン』のシンセサイザーじゃ?!」と、巷でちょっとした話題になりました。また今回も是非、関係者の誰か、イギリスのジョニーくん宅へ贈ってくれないかな。
学研の「大人の科学マガジン」12月17日発売のVol.26は、歪み系サウンドが手に入るミニエレキ。
Vol.17のテルミンmini、Vol.20の手回し鳥オルガン、その後に出た特別編集版シンセサイザークロニクルに続く楽器シリーズです。そのうち、バンドが出来そう。
アンプとスピーカー付きで、4本の弦は普通のギターの1弦~4弦と同じチューニング。公式サイトの写真を見ると、ピックアップはシングルコイル。ギターの改造に慣れている人なら、それなりに遊べそう。
(source : スラッシュドット・ジャパン)
■ Vol.26 ミニエレキ | 大人の科学マガジン | 大人の科学.net
■ 2009-12-03 - 大人の科学マガジン編集部BLOG
酒は詩を釣る針…らしい。
トム・ヨーク、久々に雑誌「Spin」の表紙に登場。
毎年、今の時期はやっぱり忙しいけれど、目の前のマガジンラックにトムくんがいるから、アタシ頑張れるわ!
どうか誰も買わないでー。
DEAD AIR SPACEは、トムくんによるオフィス・チャート最新号。
おおっ、ライヒ先生の「It's Gonna Rain, Part I 」だ!!
1. Olson 1:29 by Boards Of Canada Music Has The Right to Children
2. Get Off (Rob3 Remix) by Blaqstarr & Diplo Get Off - EP
3. It's Gonna Rain, Part I (1965) by Steve Reich Early Works
4. Piano Concerto : II. Lento e deserto by Ligeti Project Ligeti: Melodien, Chamber Concerto, Piano Concerto & Mysteries of the Macabre
5. Open Up The Gate by The Congos Heart Of The Congos
6. clusters on a quadrilateral grid 2 by Percussion Group Cincinnati John Luther Adams: Strange and Sacred Noise
7. Dance Dance Dance [Previously Unreleased Version] by Neil Young Neil Young Archives Volume I
今回のオフィス・チャートの題は「one for the road」。「帰り道のための一杯」という、英国流の洒落がきいた酒呑みさんの言い訳みたいですね。ホリデーシーズンに入って、セレブなトムくんはきっとお誘いも多いはず。
さて、ここ日本の酒呑みは、12月のドサクサで浴びる乱れ酒よりも、静かに大晦日を過ごし、明るい新年を迎えるためのお酒の方を大事にしたいところ。「一年の計は元旦にあり」という素晴らしい先人の言葉を杯に、いや胸に、選酒をマジメにいたしましょう。
最近呑んだお酒は「猫また梅酒」。妖怪「猫また」が厳選した梅でつくられた梅酒、だそうです。ラベルも猫またで、猫好きな方へのプレゼントにぴったりです。果糖を使っているためか、とてもすっきりした味わい。同じ梅酒では、秋に呑んだ「庭のうぐいす」が風味抜群で、これは本当に美味しかった。
Silver Swans「Realize the Ghost」
アメリカ、サンフランシスコからエレクトロ・ポップ・デュオのSilver Swansを紹介します。
結成は2007年。メンバーはLoveLikeFireのシンガー、Ann Yuと、音楽プロデューサーのJon Waters。
先月11月に デジタル版限定シングル「Realize the Ghost」でデビューしていて、2010年1月にはTrycycle Recordsよりフルアルバム「Realize the Ghost」をリリースする予定です。
[MP3]
Silver Swans「Bi Polar Bear」
[関連したサイト]
■ Silver Swans - MySpace
■ Trycycle Records / Silver Swans
「Realize the Ghost」/ Silver Swans
release : Jan, 2010
label : Trycycle Records
Chicago Underground Duo「Boca Negra」
フリージャズとアブストラクト・サウンドの新境地、Thrill Jockey Recordsより独自の音景を展開し続けるバンド、Chicago Underground。2010年にChicago Underground Duoとして通算5枚目のアルバム「Boca Negra」をリリースすることが決定したようです。
Tortoiseファンとしては、やっぱりジェフ・パーカーがギタリストとして参加しているChicago Underground Quartetの方に耳が向いちゃう。Quartetでは新作は出さんのかなぁ。
[ストリーミング]
Chicago Underground Duo「Falling Awake(from "In Praise of Shadows")」
Chicago Underground Quartet「Tunnel Chrome(from "Chicago Underground Quartet")」
[関連したサイト]
■ Thrill Jockey Records
「Boca Negra」/ Chicago Underground
release : Jan, 2010
label : Thrill Jockey Records
「In Praise of Shadows」/ Chicago Underground
release : 2006
label : Thrill Jockey Records
Dancing Cat Records「Hawaiian Slack Key Christmas」
今日、「クリスマスには興味ないけど、クリスマス・ソングって何であんなに良いんだろーね」という話をしてまして。特にド定番のクリスマス・ソングこそ、アコースティック・アレンジが一番しっくりくるような気がします。
"黒猫フラ"のイラストがとてもかわいいハワイアン・ミュージック専門レーベル、Dancing Cat Recordsから2000年にリリースされたコンピレーション・アルバム「Hawaiian Slack Key Christmas」。レーベルの公式ウェブサイトでは、このアルバムに収録された全曲の試聴をすることができます。
[MP3]
Jingle Bell Rock - Ozzie Kotani (instrumental)
Winter Wonderland - Cindy Combs (instrumental)
全曲の試聴はこちらのページでどうぞ。
「Hawaiian Slack Key Christmas」/ Various Artists
release : 2000
label : Dancing Cat Records
The Smiles and Frowns「The Smiles and Frowns」
このブログでは今年デビューしたバンドをいくつか紹介しました。
2月に紹介したEar Pwrは予定通り、5月に「Super Animal Brothers III」をリリース。5月に紹介したLocal Nativesは、その後 Infectiousというレーベルからアルバム「Gorilla Manor」でデビュー。おめでとう! 激オシしてたFol Chenなんかはもっと注目されても良さそうなんですけど。
今回見つけたこのデュオ。アルバムデビューは春で、元記事には「best indie music debut albums of 2009」と紹介されてます。少々地味だけど、素朴で柔らかい感触の歌声が特徴で、ドリーム・ポップ好きにはぴったりでしょう。「The Echoes of Time」という曲がシンプルですてき。
(source : indie rock cafe)
[ストリーミング]
■ The Smiles and Frowns「The Smiles and Frowns」(アルバム全8曲を試聴できます)
[関連したサイト]
■ The Smiles and Frowns(公式ウェブサイト)
■ The Smiles and Frowns - MySpace
「The Smiles and Frowns」/ The Smiles and Frowns
release : Apr, 2009
label : The Peppermint Hill
2009年もあと1ヶ月で終わり。
街は電飾であふれてますが、クリスマスには興味なし。大晦日と正月の方が非日常感満載でわくわくしますね。あ、でもクリスマス・イヴの夜中に放送される明石家サンタだけは何故か毎年、ちゃんと起きてて見てるなぁ。下らないんだけど面白い。