thom-kitten: 2009年3月アーカイブ
Operahouse「Escape From The Sun」(SXSW 2009)
SXSW 2009特集、増補版を引き続きお届けしています。
今日紹介するのはイギリスの5人組ロックバンド、Operahouse(オペラハウス)。ロンドンを拠点に活動するバンドで、The Killersを有するレーベル、Marrakesh Recordsから今年の4月に、プロデューサーにEmbraceのRichard McNamaraを迎えて製作された1stアルバム「Escape From The Sun」をリリースします。メンバーはJohnny Lloyd 、Jimmy Cratchley、Alexander Kaines、Ben Niblett、Dan White。
正統派のブリット・ロック・サウンドに特筆すべきところはさほど無いけれど、歌声は若さ溢れてエモーショナルで、こういう声質は結構好み。Cajun Dance Partyのダニーに少し似ているかも。imeemのプロフィールによれば、Radiohead、The Beatles, Led Zeppelin、Blur、Velvet Undergroundなどに影響を受けたとか。初期のBlur、Cajun Dance Party、The Last Shadow Puppets、Arcade Fireの「Funeral」とか好きな人は是非。(最近のイギリス音楽に疎いもんで、こういうとき名前がフッと出てこねー)
2007年から2008年にかけて数枚のシングルをリリースしていますが、Amazonでもタワレコでも情報は無し? 購入はiTunes Music Storeが確実のようです。今年のSXSWには21日のステージに出演予定。
[関連したサイト]
■ Operahouse - MySpace
■ Marrakesh Records
■ Operahouse Music Profile on IMEEM
[ミュージックビデオ]
■ Born A Boy - Operahouse
Via Audio「Say Something³」(SXSW 2009)
出すって決まったら容赦ないなぁ。連続投稿です。
ニューヨーク発、男女混声のインディーロック・バンド、Via Audio(ヴィア・オーディオ)。現在のメンバーはJessica Martins, Tom Deis, David Lizmi, Adam Sturtevantの4人。2003年、ボストンのバークリー音楽大学生で趣味の合う仲間であったメンバーが集まり、その界隈でバンド活動を始め、セルフタイトルのシングル盤をリリース。アルバム作りに取り掛かるもののアクシデントなどにより頓挫。しかし、その間にはMySpaceのプロフィールを見たDeath Cab For CutieのChris Wallaから賞賛を得て大きな自信につながったとか。その後、バンドはSideCho Recordsと契約を交わし、2007年9月にデビューアルバム「Say Something Say Something Say Something」をめでたくリリース。シンガーのジェシカが行ったSpoonのライヴで、ドラムスのJim EnoにEPを手渡したのがきっかけとなり、彼がこのアルバムのプロデューサーをつとめました。2008年には日本のレーベル、Kurofune Recordsからこの国内盤をリリースしています。2008年にはCMJ Music Marathonに出演、今年のSXSW 2009には数ステージに出演しています。
Via Audio「Developing Active People」
Via Audio「We Can Be Good」
[関連したサイト]
■ Via Audio - is spending their time: making new music(公式ウェブサイト)
■ Via Audio - MySpace
■ Via Audio - SideCho.com
■ Via Audio - Kurofune Records
「Say Something Say Something Say Something」/ Via Audio
release : Sep, 2007
label : SideCho Records
Miniature Tigers「Tell It To The Volcane」(SXSW 2009)
アメリカはアリゾナ州フェニックスを拠点に活動している、Miniature Tigers(ミニチュア・タイガーズ)。Modern Art Recordsから昨年9月にデビューアルバム「Tell It to the Volcano」をリリースしています。Charlie Brandをリードシンガーに、Rick Shaier、Lou Kummerer、Darren Robinsonの4人編成。アルバムリリース後にツアーを行い、CMJ Music Marathon 2008に出演しました。そのデビューアルバムは SXSW 2009 への出演に合わせてか、先月に再発されている模様。バンド名の意味するのは猫ってこと?MySpaceにはブサかわいい飼い猫の写真がアップされています。
Miniature Tigers「Cannibal Queen」
Miniature Tigers「The Wolf」
Miniature Tigers「Dino Damage」
[関連したサイト]
■ Miniature TIgers - MySpace
■ Modern Art Records
「Tell It to the Volcano」/ Miniature Tigers
release : Feb, 2009(Original Release : Oct, 2008)
label : Modern Art Records
2月から3月初旬までの間に投稿した「SXSW 2009特集」は新譜を出したばかり、もしくは春先にリリース予定があるアーティストを選んで記事にしました。そんなもんで惜しくも次点になってしまったいくつかのバンドは「記事にするかも」フォルダに入れたまま。Aqualungの記事で特集は一旦終わりとしましたが、折を見て今月いっぱいで再び投稿しようと思います。Rの新しいニュースがあまりにも無いもので・・・。
Faunts「Feel.Love.Thinking.Of. 」
カナダ出身の5人組バンド、Faunts。2000年秋にSteve BatkeとTim Batkeの兄弟2人で結成したのがバンドの始まり。現在は兄弟がボーカルを取り、Paul Arnush、Rob Batke、Scott Gallantの3人を加えた形で活動している。2005年10月にFriendly Fire Recordingsからアルバム「High Expectations/Low Results」でデビュー。その後、2007年にシングル盤と2008年にリミックス盤を続けてリリースし、今年2月に2ndアルバム「Feel.Love.Thinking.Of. 」を出したばかり。新譜はシンプルなジャケットデザインが良いですね。
レーベルのサイトでは2枚のアルバムから数曲をダウンロード可能。ギターサウンドとシンセサイザーを基本に、空間系の音響効果をがっつり効かされたエレクトロニック・ミュージック。それに繊細な印象のボーカルが特徴的です。2ndは特にニューウェーブ、パワーポップ寄りの音楽で気分が軽くなるみたい。シングル盤の曲などは反対に実験的な音で、これは新旧で好みの分かれるところかも。
Faunts「Feel.Love.Thinking.Of.」from 「Feel.Love.Thinking.Of. 」
Faunts「It Hurts Me All The Time」from 「Feel.Love.Thinking.Of. 」
Faunts「Instantly Loved」from「High Expectations/Low Results」
Faunts「Memories of Places We've Never Been」from「High Expectations/Low Results」
[関連したサイト]
■ faunts.online | faunts.com(公式ウェブサイト)
■ Friendly Fire Recordings :: Faunts
■ FAUNTS - MySpace
「Feel. Love. Thinking. Of.」/ Faunts
release : Feb, 2009
label : Friendly Fire Recordings
Bonnie "Prince" Billy 「Beware」& Radio Sessions
新アルバム「Beware」をリリースしたばかりのBonnie "Prince" Billy。
4月からスタートするヨーロッパツアーを前にラジオ番組などに出演して、プロモーション活動にいそしんでいるようです。
NPRでは、1月12日にゲスト出演したWNYC(ニューヨーク公共ラジオ局)の番組、Soundcheckの音源を公開中。またイギリスのラジオ局、BBC Radio1で昨夜放送されたRob Da Bankの番組に出演して、3曲披露したそうです。こちらは再放送をBBC iPlayerで聴くことが出来ます。
(source : Domino)
■ Listen Now: Bonnie "Prince" Billy On WNYC's Soundcheck - NPR: Music
■ BBC - BBC Radio 1 Programmes - Rob da Bank, 16/03/2009
[関連したサイト]
■ Bonnie Prince Billy - MySpace
■ Drug City Bands - Bonnie Prince Billy
「Beware」/ Bonnie "Prince" Billy
release : Mar, 2009
label : Drag City
School Of Seven Bells Live on KEXP
NPRのStudio Sessionで、昨年11月25日にFM局 KEXPで放送された、School Of Seven Bellsのアンプラグドライヴが公開されています。放送時間は26分少し。いつもどおりブラウザ上で再生できるほか、MP3ファイルでフリーダウンロードも可能。School Of Seven Bellsは今年の夏、Summer Sonic09で来日します。レコードは作り込んだサウンドでしたが、こちらはツイン・ボーカルとアコースティックギターが優しく響きます。
■ School Of Seven Bells: Reaching New Heights : NPR Music
[関連したサイト]
■ KEXP 90.3FM
■ School Of Seven Bells - MySpace.com
「Alpinisms」/ School Of Seven Bells
release : Oct, 2008
label : Ghostly International
Fleet Foxesの初来日を祈っているのですが、
今年のスケジュール、コーチェラのあとにズラズラと追加されてまして。イギリスのGlastonbury Festivalへ出演し、デンマークや北欧へも行くみたいなのに、日本は無し?? ずこー!
単独公演は先にお預けとしても、FRFかSSは期待してたのに・・・。
■ F l l l l ee e e e t F o o o o xx x x x x e e s s - MySpace
運転手さんもお気に入りの様子。
■ BLACK CAB SESSIONS - Fleet Foxes
Warp Recordsがファン投票による20周年記念コンピレーション・アルバムを製作。
これはすごい! 完成が楽しみです。
■ イギリスの名門インディ・レーベル〈Warp Records〉が、設立20周年を記念したコンピレーション・アルバムを作るためファン投票を呼びかけ - OOPS!
特設サイト Warp20(Vote)へ行ってみると、人気投票による中間結果が表示されています。最新ランキングでは今見ると、1位が Aphex Twin の「Windowlicker」! それに3位にSquarepusher「My Red Hot Car」、4位にLFO「Freak」、5位にBattles「Atlas」だなんて、みんな心得てますねー。素晴らしい。
■ Warp 20(Vote)
■ WARP RECORDS
13日20時現在のランキングは、こんな感じ。曲名をクリックすると Warp 20 の楽曲別ページへジャンプして、右上にあるオーディオプレイヤーで試聴できます。30秒区切りで一旦ストップしますが再生ボタンを押すと続きから聴けます。
- Windowlicker / Aphex Twin
- Roygbiv / Boards of Canada
- My Red Hot Car / Squarepusher
- Freak / LFO
- Atlas / Battles
- Eutow / Autechre
- I Love Acid / Luke Vibert
- Eyen / Plaid
- Let Me Be Me / The Other People Place
- RobertaFlack (feat. Dolly) / Flying Lotus
まとめてみた。うーん良い。
■ imeem - warp 20 !!