[naku-yoru] :: DIARY: thom-kitten: 2008年11月アーカイブ

thom-kitten: 2008年11月アーカイブ

November 15, 2008

The Sea and Cake 「Car Alarm」

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先月15日にリリースされた、The Sea and Cakeの通算8枚目となるオリジナルアルバム「Car Alarm」。
Thrill Jockey Recordsのウェブサイト内、The Sea and Cakeのページのなかで全曲をフル試聴することができる。

爽やかなギター・ポップ。前作「Everybody」と比べて軽妙な仕上がりになっていて、ポジティヴな気分にさせてくれる。

103254.jpg 「Car Alarm」/ The Sea and Cake
label : Thrill Jockey Records
release : Oct, 2008

Pitchfork.tvでは、新曲から「Weekend」のミュージックビデオが公開されています。
これこそ、理想の週末。己も子供の頃はこんなふうに自転車を駆って遠出したもんです。

■ Pitchfork.tv - The Sea and Cake "Weekend"



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November 14, 2008

In Rainbows Re:review

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来日公演が終わってもう1ヶ月以上立っているわけですが、あれは遠い過去のようでいて、ほんの数日前の出来事でもあったような・・・回想録と名づけて記事を書きましたが、その評について「あっさりしてるね」と知人に言われたのだけど、いやいやライヴ評はやはり難しいものぞ。NudeやVideotapeの感動、Pyramid SongやHow To Disappear Completelyの美しさ、The BendsやBlow Outのパワーを一体どう言葉に表せって??


buddy2.gif

昨年、In Rainbowsが出て2週間後に区切りとしてレビューを一度書いたのですが、今読み返してみたら、あの時In Rainbowsに己が感じたのは「美しさ」と「懐かしさ」ということだった。美しさはともかく、どうして「懐かしさ」だなんて書いたのだろう。
OK Computer、KId A、Amnesiac、Hail To The Thief。これら過去のアルバムから発せられる印象というのは大抵深刻で、ヘヴィネスで、極端なものだ。その突出した部分こそがRadioheadをRadioheadたらしめる特徴であり、己にとっては飽きの来ない魅力。しかし時に、例えば美術館で厳重にガードされた作品を鑑賞しているような気分になるときがある。(もちろん、そうでないときもある)
対してIn Rainbowsには、自然体で、時に困難や痛みを共有できる家族や昔からの親しい友人を思わせる、親密で穏やかな空気が流れている。そういう意味で、In Rainbowsは血が通った「人間的」なアルバムなのだと思う。当時感じた「懐かしさ」の真実は、郷愁というよりかは心地よさに通じた表現だったのだろう。
それでもやはり曲の合間からは、指のあいだからすっと落ちていくような儚さ、手にしたものもいつかは失われてしまうかもしれないという漠然とした不安のイメージがふつふつと湧いてくる。そう聴かせるのは、楽曲の構造云々より、トム・ヨークの歌声の素質なのかもしれない。


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さて、アルバムの内容もさることながら、In Rainbowsは出自もその後の進路も一風変わっていた。
世界的レコードレーベルを離れてから、ウェブを機軸に様々な分野へ派生して、自由にアイデアを展開していったRadiohead。「あなた次第だ」と言葉が添えられた自由価格設定と、リスナーにも音楽メディアにも同じタイミングで発表されるという、今までに経験したことのないリリース方法。大晦日の新曲フル演奏のウェブキャストに、専用のSNSの立ち上げ。Google Codeと連動し、最新技術を用いて製作・公開された「House of Cards」のミュージックビデオ。オリジナルの楽曲を再構築して新たな価値を見出せるような、ユーザー主体のコンテストも行われた。リミックス・コンテストでは、iTunes Music Storeでオリジナルの楽曲をばらして各パートごとに個別販売するという、大企業に属するアーティストであったならば考えられない企画が公に実現した。
In Rainbowsとともにバンドからもたらされたキーワード、「あなた次第」。
この言葉は、新作の価格設定を任せるということ以上に、リスナーに音楽の送り手と受け手の関係を再認識させたかったバンドからのメッセージでもあったのだと解釈している。


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蛇足ではあるが、そんな刺激的な試みの陰で過去のレーベルから発売されていた、バンドの協力を得ないままのあのベスト盤。来日もあったことだし、まぁそれなりに売れているのでしょうか。先日、あのベスト盤の曲順で曲を聴いてみたのですが・・・うーん。
ということで今日は、メイリオ導入によって加筆訂正の必要があった過去の記事をめくっていて思いついたよしなしごとを綴ってみました。今年はもうウェブキャストないのかなー?

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November 13, 2008

Fleet Foxes Live on The Take Away Show

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ウェブサイト"La Blogotheque"のビデオ・ポッドキャスティング"The Take Away Show"で、Fleet Foxesのビデオが公開されています。

"The Take Away Show"とは、あるアーティストをフィーチャーして、街中の一室や通り、バー、公園など日常の光景をバックに、そのアンプラグド・ライヴの映像をビデオ・ポッドキャスティングをはじめDL形式で公開するという趣旨。
最新のショウでは、Fleet Foxesが登場し、2曲を披露しています。まずは緑のきれいな公園で輪になって「Sun Giant」のアカペラ・バージョン、そしてパリのThe Grand Palaisのホール内で演奏しているのは「Blue Ridge Mountains」。ひたすらに美しい・・・。

■ La Blogotheque - The Take Away Show - Fleet Foxes


Fleet Foxes - A Take Away Show from La Blogotheque on Vimeo.

La Blogothequeのアーカイヴからは、過去にもこのDiaryで紹介したBowerbirdsAndrew BirdsBon Iver(partⅠpartⅡ)なども登場しています。
・・・と探しているうちに、おおぅ!
R.E.M.、Tunng、The Wombats、Animal Collective、Vampire Weekend、Caribou、The Shins・・・シブどころから人気の若手バンドまで、なかなかのラインナップです。
アーカイヴでは100本以上のビデオが公開されています。

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November 11, 2008

Fleet Foxes「He Doesn't Know Why」(PV)

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(Originally uploaded by marshillonline)

Fleet Foxesというフレーズの検索でこのDiaryを閲覧してくれるユーザーが毎日数名いらっしゃいます。
今日は新しいミュージックビデオを紹介。

このバンド、髭率8割。で、ミュージックビデオの共演が山羊ってわけですか。
所在無さげな山羊さんたちと5人が馴染んでいるようないないような・・・脱力。

■ Pitchfork.tv - Fleet Foxes「He Doesn't Know Why」

fleetfoxes_album.jpg「Fleet Foxes」 / Fleet Foxes
label : Sub Pop
release : June, 2008

sungiant.jpg「Sun Giant」 (EP)/ Fleet Foxes
label : Sub Pop
release : April, 2008

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November 10, 2008

不惑の赤パン

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(Originally uploaded by alterna2)

腹、見えとるぜー。
40歳になって赤パン、しかも腰履き。なんてすてきなミドル・エイジ!

大阪2日目に一緒に行った人はRadioheadのライヴに行ったのが今回初めてで、我々2人は最前列のブロックにいたのですが、帰りの新幹線では、好きなあの曲をやってくれた、最高だったぜ!という感想とともに「トムのケツが意外に小さかったこと」に言及。
もう、どこ見てんだよぅ。

ところで、WOWOWのスペシャルコンテンツはすばらしいもんだ。
MOST SELECTEDのチャートを見たら、トムの真正面ドアップのアングル(オレンジ色)が一番使われているじゃあないですか。愛されてるなー、色男。

どこそこのブログや掲示板を見ている限り、トム・ヨークのアーティスト/シンガーとしての側面と同じくらい、本人そのものに憧れを抱く男性ファンはきっと多くて、トムが着用していたジャケットや小物を逐一調べ上げて報告している人もいるらしい。某SNSでトムがつけている香水を教えてください!と書き込みがされていたのにはびっくりしたけれど。

そのことで思い出すのは、大阪公演で最寄りの朝潮橋駅で待ち合わせているときに、改札口の近くにいた30代であろう男性の風貌がトムに激似!髪型、服装は言わずもがな、TVなどで見られるようなトムの猫背気味な姿勢やぼんやりした佇まいまで完コピです。思わずガン見してしまいました。
その前の2004年の幕張公演のときは、これまたルックス完コピの日本人男性の後姿をトム本人と勘違いした女性ファン数名が追っかけるという一部始終を歩道橋の上から見ていた己。
愛されてるよ、色男。

でも、いくら好きだからって、おでこにハイライトを入れる必要は無いと思う。
トムのこんなかわいい系のイラストは珍しいですね。
「色男は描きにくいんだけど、この人は特徴のあるハンサムなので意外と描きやすかったかな。」
・・・愛されてる。
(大塚さんのHPでは絵日記でもRadioheadのライヴに行ったことがイラスト付きで書かれています)
■ イラストレーター大塚たかみつのホームページ - 似顔絵

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10月27日付けのDiaryでお知らせしました、今月28日に予定されているRadiohead来日公演独占放送。言うところの「秋のRadiohead祭り」。
■ WOWOW - Radiohead Japan Tour 2008

その記事を書いた時点では、サイト上で放送日までのカウントダウンを開始していましたが、日付が40何日などと表示されていてずっと変でした、よね?
今日、職場でふとカレンダーを見たら、あと1週間が3段もあるじゃないか。これこそ真綿で頸を絞めるってやつ・・・。

どMなRファンがいるのなら、そのままじわじわ責められ続けて待ってるがいいでしょう。
一方、そんな仕打ちに耐えられない真っ当なRファンに朗報。
カウントダウンのあっていたページで、「放送日に向けて気分を高めてくれよ!」とWOWOW様の粋な計らいで、スペシャルコンテンツ公開中!
題して、「RADIOHEAD | 12 CAMS, CREATE YOUR RAINBOW」

10月5日にさいたまスーパーアリーナで収録されたライヴの独占放送に先駆けて、そのなかの「15 step」の映像が公開されています。これがかなり面白い。
まず、映像は12台のカメラによるマルチアングル。これぞ!と思ったポイントで自由にカメラを切り替えてみましょう。
カメラには色づけされたフレームが設定されています。その切り替えたポイントが記録されて曲が終わるときにはカラフルなラインに変身。プレビューで自分の編集した映像を確認したら、コメントを付けて登録しましょう。

画面右上の2つのボタン、[RAINBOWS]では登録された各ユーザーのレインボウ(ライン)とコメントの一覧を、[MOST SELECTED]ではチャートを見ることができます。
左下の赤いボタンで[SWITCHING MODE]と[VIEW MODE]を切り替えることもできます。
それにしてもカメラが12台とは!!
祭りですねー。

・・・実は祭りはもう一つ。
11月27日の夜、24時からは猫祭り! こっちも見逃せない!
■ BS熱中夜話 - 猫ナイト

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November 8, 2008

New Tortoise Album・・・?

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MySpace.comのTortoiseのページに8月末頃、バンドが新曲の製作に取りかかっていることを知らせる記事が投稿されていまして、要約すると「バンドは今作業中で、(曲は)素晴らしいものになりそう。そうなるかどうかは不確かだけど、またお知らせするよ」ということでした。

・・・って、続報は?!

本サイトにはTortoiseのページをひとつ作っていて、Radioheadと同じく、もうずーっと飽きずに聴いているお気に入りのバンドです。音なら両者はまるで違う感触なんですけど。
ところで、前作「It's All Around You」を出したのはもう4年も前になるんですね。
以前から、Tortoiseのメンバーは他のミュージシャンたちとの交流にも積極的で、バンドのドラマーでプロデューサーでもあるジョン・マッケンタイアは今秋発売されるThe Sea And Cakeの新作や、Jeff Martinのリミックスアルバムなどに参加するなど相変わらずの多忙ぶり。ギタリストのジェフ・パーカーも「Activities Of Dust」というプロジェクトに参加して今月にアルバム「A New Mind」をリリースすることが決定しています。
The Sea And Cake、Jeff Martinのリミックスアルバムについてはまた後日。

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November 7, 2008

hold a celebration.

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jnny-birthday.jpg11月5日はジョニーくんのお誕生日でした。37歳。ですが、この人が5人の中で一番年齢を感じさせないような気がするな。

Radiohead.com/DEAD AIR SPACEでその日、「did i fall or was i pushed?」と題されたトムの投稿。

11月5日のお祝い事。
ジョニーの誕生日。
イギリスではガイ・フォークス・ナイト。
アメリカでは政治の新しい時代の幕明け。
僭越ながら、ずっと前のウェブキャストでやった「harrowdown hill」のリミックスを
アップさせてもらうよ。
微かに頭をよぎるブッシュの暗黒時代・・・x

リミックス音源はw.a.s.t.e.centralのトムのページにもアップされています。
(閲覧にはアカウントが必要)
■ w.a.s.t.e.central - thom yorke's Page

NMEのウェブサイトには、「オバマ新大統領への祝賀の曲」と題されてこのことが記事になっています。
このリミックスの元は、文中にあるように昨年のウェブキャストのテスト版でトムが披露していたもの。

■You Tube - "Radiohead - Entanglement (test webcast) - part 1"

w.a.s.t.e.centralのトムのページでは、来日時の写真が数枚アップされていました。
居酒屋トム・・・しかも生ビール大ジョッキ・・・。関係者で店を貸し切っての宴会でしょうか?
ビール、減ってないように見えるけど、それは2杯めってことですね。


Find more photos like this on w.a.s.t.e. central

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