RADIOHEAD: 2008年7月アーカイブ
DASで「House of Cards」の鮮明な高画質版が公開中。
ついこの間、「House of Cards」のビデオを公開されたことを記事にしましたが、
7月19日付けの Radiohead.com/DEAD AIR SPACE では、トムによる投稿記事の中で最新ミュージックビデオ「House of Cards」の高画質ムービーファイルが無料でダウンロードできるようになっています。
ファイルはQuickTime形式、サイズは86.7MB。
Google Code や YouTube などウェブ上で公開された.flvムービーよりも格段に鮮明な画像。
青い粒粒で人物の眼球や目の辺りの筋肉の動き、歌っている時の唇、頬、顎の連動した動き方まで正確にフォローされています。確かにこういった技巧的なビデオは大きなサイズで見ないと面白さが伝わらないかも。
ダウンロードは下記のリンクからどうぞ。
■ Radiohead.com/DEAD AIR SPACE - HOUSE OF CARDS
以下は雑記。
RadioheadオリジナルSNS、w.a.s.t.e. central ですが、ジョニーのページにはお友達が1000人以上。さすが人気者。何気なく斜め読みしていたら、え?グレアム・コクソンが居る? その "Gra_Ham Cen_tral" と名乗っている人のページへお邪魔してみたら、いたいた!デーモンだ! で、「w.a.s.t.e.central で Blur 再結成だぁ!」なんて煽りを傍目に二人でけんかを始めています。
■ w.a.s.t.e.centarl - Jonny Greenwood
一方、お友達が一人っきりのトムのページには新たに写真が3枚追加、サイドバーには「robot reckoner celeste 2」という名前の音源が1曲追加されています。(ちなみにもうひとつの曲の方は、2007年大晦日のウェブキャスト「Scotch_Mist」のエンディングで使われていましたね)
コメント欄には相変わらず自分で書き込みを続けていて、今は日記のようになってしまっています。その最新の投稿は日付から推測しておそらく新しくアップした「robot reckoner celeste 2」の音の事を言ってるように思われます。下は適当に訳。原文はトムのページへ。
■ w.a.s.t.e.central - Thom Yorke
7月11日 午前9時48分:ツアー後、自宅にて休息。オピニオン・メイカーからの沢山の意見(ああ!)が待つ、雨振りのイギリスに戻った。
すてきなカップに入ったブラックコーヒー、少しのシリアル、そしてアイデアを書き留めている。
一日の始まり方にふさわしい。
素材を繋げてこれは!と思ったものとかを投稿してみた。けど、訳がわからなかった。
数週間でシカゴだ。x
Radioheadの最新PV「House of Cards」が解禁。
先週からgreen plasticなどで予告されていた通り、Radiohead「House of Cards」のミュージックビデオが、Googleの開発者向けサービス「Google Code」のトップページに登場しています。
■ RA DIOHEA_D / HOU SE OF_C ARDS - Google Code
このミュージックビデオの撮影ではビデオカメラの類はいっさい使われず、レーザを利用した3Dデータ処理で画像を構成しています。
とか何とか書いてあるみたいですが、何のこっちゃ判りません。
■ Geometric Infomatics
■ Velodyne Lidar
YouTube版はこちら。
■ Radiohead - House of Cards
メイキングビデオも公開されていましたので、合わせてどうぞ。
■ The Making-of "House of Cards" video
79日間。
Radioheadの来日公演がスタートする10月1日まで、80日を切りました。
(先に更新した同じ内容の記事、タイトルが「89日間」になってました。深謝。新たにアップしております。待望の来日公演の日を遅らせてどーするのだ、己!)
日本語のRのライヴレビューをひとつブックマークしておきます。
ロンドン在住の音楽ライター、坂本真理子さんのウェブサイトより。
■ AudioBunny - Live : Radiohead(24June2008/Victoria Park)
「Do a Radiohead」とか、価格が一気に上がったチケット代の中身とか、LED照明とか、水筒(マイ・ボトルっての?)とか、「自家用車で来ないでね」とか、「In Rainbows」以降はバンドからの主張が殊更に強い。
このDIARYでRのそういった側面についての話題を取り上げたりもしましたが、基本的に己は推奨している訳ではなくて、あくまで告知しているという態度で臨んでいます。
ただ、そうした諸々の状況に、少々喧しさを感じてしまったのは否定しません。
社会とアートの関係というテーマでは本当に様々な意見を聞くことが出来るけれど、己は常々、音楽というものは究極に「シンプル」であってほしいと考えている人間。
昔から取り組んでいたチベット問題は別として、例えば「TIME」誌でも評価されていた「Do a Radiohead」なんて、あの兄弟からクレーム付けられたりして、あ、やっぱりねー、と毎度の事ながら。(※「Do a Radiohead」は、次回作については採用しないことがRadiohead側から表明されている)
で、セットリストに関しては、これは来日公演でもちょっと不安。
「You And Whose Army?」は、坂本さんの記事と同じく ” やってくれないと気が済まない”曲です。
・・・って、はい、3回目〜。
あと「Everything In Its Right Place」も必須。
例の照明は、2003年のものと同じく光を流すことでテキストを表示する事が出来るのですね。
来日公演はアルバムリリースから1年後になるわけで。
w.a.s.t.e. オンラインショップで絶賛発売中の2008ツアーTシャツ。もう買った人いる?
■ w.a.s.t.e.にて、Radioheadツアーグッズの販売予約を開始。
自分で作ってみるのもいいかも。
というのも、ブックマークを整理していたら、ちょっと懐かしいページを保管していました。
「In Rainbows」のデジタルダウンロード版のリリースが発表された昨年10月1日。その数日後こちらのウェブサイトでは「アルバムが発売されるとしたら、ジャケットはこんな感じになるんじゃないの?」ということで、ファンの手によるカバーデザインがいろいろとアップされていました。
キーワードは事前に発表されていたタイトルの「Rainbow」。
#23なんか、Tシャツになれば買うんだけどなぁ。
こういう絵も、嫌いじゃない。
■ Jamie Tucker Illustration - Radiohead on Rainbows
Radiohead ビデオ・コンペ、いよいよ決勝戦!
先月のDIARYでお知らせした、aniBoomで開催中の「 "In Rainbows" ミュージックビデオ・コンテスト」は、準決勝戦の結果、以下の5作品が選出されました。
この5作品をRadioheadのメンバーが実際に見て、最優秀作品を決定します。
優勝者にはaniBoomから制作費として賞金が贈られ、その後、正式にその曲のミュージックビデオとして制作されるそうです。
■ aniBoom - In Rainbows Animated Music Video Contest
■ naku-yoru :: DIARY - 「Radiohead ビデオ・コンペ、静かに進行中。」
己が高評価を付けた2作品が残ってる!
決勝戦は、言うなれば「aniBoom賞典 In Rainbows杯」ってとこですかね?
競馬歴10数年の己の選ぶ本命(◎)はtstretch1976氏のビデオ。シュヴァンクマイエル風の人形がどうしても気になる。途中から絵コンテになるのは気を持たせる作戦か?「一体どういうビデオになるんだろう?」と純粋に興味が湧く内容。
対抗(◯)は、既にミュージックビデオとして完成されているかのようなクオリティで公開されている16tracks氏のビデオ。こういう色調は個人的に好みだ。静謐な映像表現が音楽のイメージにマッチしていて好印象。
連下(△)は、virtual lasagne氏のビデオ。これも同じく完成度が高い。モノクロームの画で雰囲気が出ていてよろしい。
単穴(▲)は、KotaTotori氏のビデオ。まさかこれが残るとは! 先頭集団の人気馬同士で位置取りが厳しくなりペースが乱れれば、大外一気ごぼう抜きで大波乱あるかも?
■ Transmutation by tstretch1976 / 「Arpeggi」
Watch more cool animation and creative cartoons at aniBoom
■ 16tracks vs videotape 2.0 by 16tracks / 「Videotape」
Watch more cool animation and creative cartoons at aniBoom
■ Reckoner v2 by virtual lasagne / 「Reckoner」
Watch more cool animation and creative cartoons at aniBoom
■ Reckoner by videogruppe1 / 「Reckoner」
Watch more cool animation and creative cartoons at aniBoom
■ 15 step v2.0 by KotaTotori / 「15 step」
Watch more cool animation and creative cartoons at aniBoom
new pics
以前にも紹介したかもしれませんが・・・
Nasty Little Manは、アメリカ・ニューヨークの音楽専門PR会社。
Radioheadをはじめ、今月新作を出したばかりのBeckやSummer Sonic '08に出演予定のAlbert Hammond, Jr. 、Andrew Birds、Foo Fighters、Gorillaz、The Mars Voltaなどを担当しています。
それぞれのプロフィールでは高解像度のアーティスト写真が公開されています。
Radioheadのページでは、新しい写真が5枚追加されていました。
■ NASTY LITTLE MAN - 212.343.0740
Radiohead、UK&EUツアーが終幕。
7月8日のドイツ・ベルリン公演をもって、6月から続いたイギリスと欧州を巡るツアーを終えるRadiohead。
この欧州公演では、いくつか音楽フェスにも出演しました。
06・20 "Southside Festival" Neuhausen ob Eck/Germany
06・22 "Hurricane Festival" Scheessel/Germany
07・01 ”Roskilde Festival” Roskilde/Denmark
07・05 "Rock Werchter Festival" Werchter/Belgium
07・06 "Main Square Festival" Arras/France
7月1日にデンマークで開催されたRoskilde Festivalでは、Gnarls BarkleyがステージでRadioheadの「Reckoner」のカバーを披露したそうです。ソウルフルで変態ちっくな歌声。
■ Gnarls Barkley covering Radiohead's Reckoner
(source : green plastic radiohead)
そのRoskilde Festivalの写真がPitchforkで5枚アップされています。
どうして、トムじゃなくてジョニーの写真か。その理由はソースの方を参照されたし。…怖ぇ。
(source : Pitchfork)
バンドは今月末までしばらくお休み。翌月8月は、再びアメリカへ出発します。
USツアー第二弾のスケジュールですが、初日にさっそくシカゴのLollapalooza Festivalでヘッドライナーを務めることが決まっています。
08・01 "Lollapalooza Festival" Chicago, IL/USA
08・03 Indianapolis, IN/USA
08・04 Cleveland, OH/USA
08・06 Montreal/Canada
08・08 "All Points West Festival" New York, NY/USA
08・09 "All Points West Festival" New York, NY/USA
08・12 Camden, NJ/USA
08・13 Mansfield, MA/USA
08・15 Toronto/Canada
08・19 Vancouver/Canada
08・20 Auburn, WA/USA
08・22 "Outside Lands Festival" San Francisco, CA/USA
08・24 Los Angeles, CA/USA
08・25 Los Angeles, CA/USA
08・27 Chula Vista, CA/USA
08・28 Santa Barbara, CA/USA
Another Side of Thom Yorke
(※記事を訂正しています:「ジ・イレイザー・リミキシーズ」CDリンクの追加、「Neuron Trigger Rmx」プレイヤーの追加)
Radioheadの活動とは別に、トムは単独で違った方面の音楽制作に取り組んでいたりもします。今日は、そんなアナザー・サイドに関するニュースを2つ紹介。
過去にRadioheadとも交流のあったミュージシャンたちが主に集まって、Thom Yorke名義で2006年にリリースされたアルバム「The Eraser」の楽曲をリミックスした「The Eraser Remixes」が今年の2月にイギリスのXL Recordingsから3枚に分けられて発売されていましたが、ようやくBeggars Japanから紙ジャケ仕様初回生産限定国内盤「ジ・イレイザー・リミキシーズ」としてリリースされます。
内容は全9曲で、8月27日の発売予定。国内盤は1枚に収められています。
リミックスに参加したミュージシャンはFour Tet、Christian Vogel、The Bug、Surgeon、The Field、Burial、Modeselektor、Various。
(source : CD Journal)
これらの曲はBoomkatのダウンロード・ストアで音楽ファイル(MP3かFLAC)形式での購入も可能。試聴もここから出来ます。
「ジ・イレイザー・リミキシーズ」 / トム・ヨーク
(紙ジャケット仕様初回生産限定盤)
label : Beggars Japan
release : Aug, 2008
もう一つは、トムがリミックスを手掛ける話。
現代音楽をメインに扱うイギリスのレーベル、Nonclassicalから7月21日にリリースされるNick RyanとJohn Matthiasの新しいアルバム「Cortical Songs」のなかで、トムがリミックスに参加しています。
(source : NME)
オフィシャルサイトは工事中ですが、MySpace.comのほうでアルバムの試聴が可能です。
しかし、MySpace.comで聴けるのは1分30秒弱と物足りない。imeem.comで音源が公開されていたので、Pitchforkの記事と合わせてリンクしておきます。再生は下のプレイヤーからどうぞ。ヘヴィネスです。
■ MySpace.com - Nonclassical
■ Pitchfork - New Music: John Matthias and Nick Ryan: "Cortical Songs (Thom Yorke Neuron Trigger RMX)" [Stream]
■ Listen - 「Neuron Trigger Rmx」
「Cortical Songs」 / Nick Ryan、John Mathias
label : Nonclassical
release : July, 2008