Tortoise: 2009年6月アーカイブ
Tortoiseメンバーが選ぶインストゥルメンタル・ミュージックのおすすめ5曲 for The Volume
インストゥルメンタル・ロックを実践する代表的バンドである我らがTortoiseの、あの特異な音楽性を解読できる(かもしれない)5曲を集めたプレイリストが、Time Out New Yorkの記事で紹介されています。
ジョン・マッケンタイア(ドラムス)はSonny Sharrockを、ジェフ・パーカー(ギター)はArt Ensemble of Chicagoを、そしてすっかり髭の素敵なジイサンになったダグ・マッカム(ベース)はLatin Playboys、Link Wray、Ennio Morriconeをそれぞれチョイス。
何故にエンニオ・モリコーネ? と思ったけれど、映画音楽もTortoiseの楽曲も「ストーリー性」という点で案外近いもの同士なのかも。こちらの記事でも新曲「The Fall of Seven Diamonds Plus One」がモリコーネ音楽を連想させるというようなことで紹介されています。
(source : Time Out New York)
Tortoises instrumental faves
暑くなってきたのでリンク色を涼しげな青に変えました。ヘッダのイラストは気が向いたら新しいのを描いてアップします。福岡はこの夏水不足の予感。こわこわ。
6月23日に発売される、Tortoiseの最新アルバム「Beacons Of Ancestorship」。
Thrill Jockey Recordsの公式ウェブサイトで、アルバム全11曲のストリーミング試聴がスタートしています。
未聴だった9曲を通して聴いてみて、過去のアルバムと照らし合わせてみると、質感は98年にリリースされた「TNT」、トーンは「Its All Around You」に近い。巧い具合に新旧の雰囲気が相まった形に仕上がったようです。
先にPitckforkなどで公開されていた「Prepare Your Coffin」の音の印象から、今回はハードコアもあり?って感じでしたが、6曲目「Yinxianghechengqi」がずばりそれ。そして続く7曲目「The Fall Of Seven Diamonds Plus One」、8曲目「Minors」、9曲目「Monument Six One Thousand」の流れが素晴らしい。ドラマティックで映画音楽さながらのフレーズが良いですね。これこそ正統派のTortoiseサウンド。
Tortoiseといえば、各々のアルバム最後の曲に名曲が多いですよね。「Its All Around You」では「Salt The Skies」、「Standards」では「Speakeasy」、「TNT」では「Everglade」。作品の終幕に相応しい、印象に強く残る豊かな音感の楽曲ばかりです。今回のラストは11曲目「Charteroak Foundation」。 うーん良い・・・。
(聴けないときは何度かリロードしてみて下さい)
公式サイトの情報によると、MP3クーポン付きのLP盤はすでに完売。CDは13ドル。予約購入特典に17インチ×24インチの「Beacons Of Ancestorship」オリジナルポスターが付いてきます。
[関連したサイト]
■ Beacons Of Ancestorship by Tortoise - Thrill Jockey Records
■ Tortoise - MySpace
「Beacons Of Ancestorship」/ Tortoise
release : 23 June, 2009
label : Thrill Jockey Records
- High Class Slim Came Floatin' In
- Prepare Your Coffin
- Northern Something
- Gigantes
- Penumbra
- Yinxianghechengqi
- The Fall Of Seven Diamonds Plus One
- Minors
- Monument Six One Thousand
- de Chelly
- Charteroak Foundation
今月23日に発売されるTortoiseの7枚目となる最新アルバム「Beacon Of Ancestorship」の追加情報です。
現在、Thrill Jockry RecordsでCD、レコードの予約注文をすると、いろいろ特典が付いてきます。
まず、全ての予約注文購入者に17インチ×24インチの「Beacons Of Ancestorship」オリジナルポスター。
加えて、CDの予約には4種類のジャケットパネル、LPの予約にはMP3ダウンロード用のクーポンとアートワークがおまけで付いてくるそうです。
また、定価に15ドルを上乗せして、ベルトバックルがおまけで付いてくるタイプもあり。Totroiseファンはジーンズ好きの男しかいないって?!
■ Beacons Of Ancestorship by Tortoise - Thrill Jockey Records
インディーズレーベルは経済恐慌の波をうけて、例に漏れず厳しい状況にさらされているところが少なくなく、今年に入ってだと、シカゴの名門レーベルのTouch&Goが人員削減のうえ、今後は新作のリリースを中止し、バックカタログ専門レーベルに転向。最近ではこのブログでも2度ほど紹介した、Stereo Test Kit Recordがオンラインストアのみの営業になるなど、地味にショックなニュースが続けてありました・・・。 Thrill Jockeyは大丈夫かな。
バンドのライヴスケジュールによると、先週末はNYでBang on a Canのイベントに参加。7月はPitchfork Music Festival、そしてその後は来日してFRFで亀祭り。己は今年もWOWOWで参加か~、カナチイ >< 。
「Beacons Of Ancestorship」/ Tortoise
release : 23 June, 2009
label : Thrill Jockey Records
[ミュージックビデオ]
公開されたばかりの新曲のビデオ。日本の風景も出てきますね。