カテゴリ" Steve Reich"のブログ記事
の予定が、Manchester International Festivalの映像がない、ない!
YouTube、Vimeoにない。MySpaceにもTwitterにもミクシィにも更新情報無し。
公式サイトもBoosy & Hawkesも同じく。
Facebookのライヒのページに行ったら、最新の投稿でYouTubeへのリンクがあったので、わくわく期待して見てみたら別の曲だし・・・。んー調べ方が甘いのか? 情報求む、です。
Radioheadのジョニーがライヒ先生とコラボレーションするという意味でも楽しみにしてたけど、これはつまりは作曲だったのか、演奏での参加だったのか。これも判明しとりません。
というわけで本番はおあずけ。リハーサル映像をどぞ。
タイトル「2x5」のあらわすところは、エレキギター2本、エレキベース1本、ドラムス1台、ピアノ1台の合計5つの楽器が2セットってことなのですね。これはかっこいい!
以前お伝えした、スティーヴ・ライヒとRadioheadのギタリスト、ジョニーとのコラボレーション。
両者の熱烈なファンとして夢にも思わなかった話ですから、「Radioheadがスタジオ入り」というニュースの後は、実現するの?しないの?と真相を一刻も早く知りたい気持ちでホント落ち着きません。
このコラボ話、実現するとすれば、ちょうど一ヵ月後のManchester International Festival。
フェスの公式ウェブサイトによると、ライヒ先生はKraftwerkのステージに特別ゲストとして出演する予定で、そこで「2x5」という新曲のワールドプレミアを披露する予定だとか。演奏はBang On A Can。ここまでは元ネタのインタビュー記事と相違なし。この新曲にジョニーが絡んでいるのでしょうか?
Kraftwerkといえば、3月にRadioheadの南米ツアーに同行したばかり。うーん気になる。
ちなみに、5月22日のDiaryでお知らせしたピューリッツァー賞受賞を記念して、「Double Sextet」のコンサートが今月22日にニューヨークで開催されるそうです。
■ Steve Reich - MySpace
■ Steve Reich on Twitter
クラシック音楽に造詣が深く、自らビオラを弾き、バンドの中で唯一正規の音楽教育を受けたジョニーくんですが、ライヒの音楽とはやっぱり結びつかないですね。彼のソロ作品「Popcorn Superhet Receiver」や「There Will Be Blood」を聴いてもそうだし、Radioheadの楽曲の中で例を挙げると、彼が作曲やアレンジをメインで担当したという「A Wolf At The Door」や「The Tourist」、「Faust Arp」などを聴いてもライヒの音楽とは正反対のトーン。ソロアルバム「Bodysong」に収録された「Convergence」などは近い感じもしますが、・・・ああ、一体どうなるんだ!
ライヒ「Double Sextet」が2009年ピューリッツァー賞音楽部門を受賞。
一月前のニュースでチェックもれ~。 己の中の文学の神様が谷崎なら、音楽の神様は間違いなくライヒ先生なのです。
4月20日に発表された2009年度ピューリッツァー賞で、音楽部門においてスティーヴ・ライヒの「Double Sextet」が受賞しました。おめでとうございます。この賞はその年にアメリカで初めて演奏された、もしくはレコーディングされた、アメリカ人による楽曲に対して贈られます。ファイナリストにはDon Byron「7 Etudes for Solo Piano」、Harold Meltzer「Brion」が選考されていたようです。
スティーヴ・ライヒの公式サイトで受賞した楽曲「Double Sextet」を試聴することができます。うわー、これは良い!
(source : The Steve Reich Website)
今年のライヒ先生はRadioheadのギタリスト、ジョニーくんとのコラボの噂がありますので、それも楽しみ。
ライヒ「18人の音楽家のための音楽」は1976年生まれ。
先々月くらいから、このブログへ「スティーヴ・ライヒ NHK 再放送」などといったキーワードで訪問するユーザーの方が増えてきていて、7月に放送された番組のことかと思って検索してみたら、再放送が「ある」んじゃなくて「見たい」ってことなんですね。なーんだ。
昨日、Amazon.jpを巡回していてこんな商品を発見。10月に発売されていました。
「スティーヴ・ライヒ/18人の音楽家のための音楽」(Limited Edition)
(ECMニューシリーズ)
演奏:スティーヴ・ライヒアンドミュージシャンズ
録音:1976年
曲目:1. Section I, 2. Pulses, 3. Section II, 4. Section IIIA, 5. Section IIIB, 6. Section IV, 7. Section V,
8. Section VI, 9. Section VII, 10. Section VIII, 11. Section IX, 12. Section X, 13. Section XI, 14. Pulses
ライヒの代表曲「18人の音楽家のための音楽」が初めて世に出たのは、1976年4月24日のことでした。己が聴いたことのあるアルバム「18人の音楽家のための音楽」や「ライヒ:ベスト」などに収録されている演奏とすこし違う楽譜だとか。ベストに収録されているのはReich Emsembleの演奏で、NHKで放送されたコンポージアム2008の公演はフランクフルトのグループ、Emsemble Modern。現代に聴いたって、あんなに洗練された美しい曲だから、33年前(!)の演奏ってとても興味がある。
情報を以前に得ていたにも関わらず、昨年はライヒの来日公演を見逃してしまって、事実Radioheadの来日よりも期待していたので、もうしつこいようですが本当に「やっちまった!」でした。
今年のスケジュールでは、7月にManchester International Festivalで、Radioheadのギタリスト、ジョニーとのコラボレーション曲が披露?ということがライヒ先生ご本人から公表されていますので、忘れずに楽しみに待っています。
[関連したサイト]
■ The Steve Reich Website(公式ウェブサイト)
■ Emsemble Modern (公式ウェブサイト)
■ Bang on a Can(公式ウェブサイト)
NHKで「スティーヴ・ライヒの世界・その魅力」放送予定。
先月に「コンポージアム2008」で公演をおこなった音楽家、Steve Reich(スティーヴ・ライヒ)。そのコンサートの模様がNHKの番組「芸術劇場」で放送されるそうです。
■ NHK - 芸術劇場
放送日は7月4日(金)22:30~0:45。
特集は作曲家の吉松隆氏をゲストに迎え、「スティーヴ・ライヒの世界・その魅力」と題して、ライヒの音楽を本人のインタビューを交えて紹介する内容。
そして公演コーナーでは、「コンポージアム2008」で演奏された2曲を放送。
[曲目]
ダニエル・バリエーションズ(2006)日本初演
18人の音楽家のための音楽(1974-76)
[演奏]
アンサンブル・モデルン
シナジー・ボーカルズ
指揮:ブラッド・ラブマン
ゲストパフォーマー:スティーヴ・ライヒ
[収録] 2008年5月21日 東京オペラシティ・コンサートホール
(source : NHK)
あの美しい曲「18人〜」を聴けるのかと思うと…生きててよかった。
各楽器のパートは、それぞれに決められた単純なフレーズを繰り返す。演奏を進めていくにつれ、そのフレーズに一音、一要素を、タイミングをずらしながら少しずつ加えていく。一定のスピードで足並みを揃えて調和していた旋律に徐々に差異が発生して、そこにまた新たな旋律が生まれてくる。音楽はカオスを帯びて拡散していく。
音色の違うもの同士が、互いに自発的に影響し合うことで生まれる旋律の渦。なんていうと、まるで人間社会みたいだ。そういう差異は難しい言葉で「漸次的位相変異」と言うんだとか。ライヒの音楽のプロセスと作用などはついては、Wikipediaを参照されたし。
■ スティーヴ・ライヒ - Wikipedia
■ 対位法 - Wikipedia
ところで、この「18人〜」のセクション(楽曲の区切り)「section 1」と「section 2」の境目に、鉄琴で3音が入る部分。時間にして数秒ですが非常に印象的ですね。
ここは、Radioheadの古い曲「Creep」の”ガガッ”と同じ作用。Radioheadファンでフェンダー好きなら誰しも一度は挑戦したであろう、あの”ガガッ”です。つまり、これまで続いてきた部分が終わって、新たな始まりを宣言する合図となっている重要な部分。
Radioheadの”ガガッ”を担当しているジョニーは、ライヒはそんなに好きじゃないみたいだけど、彼の曲「Convergence」などはそこそこ「漸次的位相変異」ってないかい?
■ Steve Reich • Music for 18 Musicians rehearsal
■ Steve Reich • Music for 18 Musicians CD Trailer
Steve Reich on Pitchfork.tv
すごいねー、Pitchfork!(2回目)
■ Pitchfork.tv (beta)
Pitchfork.tv(beta)にて、スティーヴ・ライヒに関する動画が2本公開されています。
part1は、SXSWで行われたSonic Youthのサーストン・ムーアとスティーヴ・ライヒの対談の模様と、ライヒ自身が語る音楽のプロセス、後半はニューヨークで活動するパーカッション・カルテット、So Percussionによる「Drumming(part one)」のパフォーマンス。現代音楽の世界で「ニューヨークの革命者」として有名な二人のミュージシャンの貴重な対談。内容については、下記のページが詳しいのでリンクしておきます。
■ Pitchfork - SXSW: Thursday
■ Digital Media Wire - SXSW Conversation: Thurston Moore & Steve Reich
part2では、So Percussion「Nagoya Marimbas」、Stephanie Key「New York Counterpoint」、 C.E.Whalen「Electric Counterpoint」、So Percussion「Music of Pieces of Woods」などなど、名曲揃いのパフォーマンス。
今春のライヒ来日公演のことをすっかり忘れてしまっていた己にとって、嬉しいプレゼント。
とはいえ、こんな映像を見てしまったら、滅多に無い機会を逃してしまった大失態フラッシュバック。
(Rの「In Rainbows」リリース&Japan Tourのニュースが原因ということにしておきます)
動画の高画質バージョンは、直接Pitchfork.tvのサイトへどうぞ。
■ Pitchfork.tv - Steve Reich // Special Presentation (part 1)
■ Pitchfork.tv - Steve Reich // Special Presentation (part 2)
Reich 2008
「ミニマル・ミュージック その展開と思考」/小沼 純一
出版社:青土社
新刊です。
コーラル・ピンクに薄くテクスチャの入った繊細な装丁。帯の文字色はライトグレイ。色彩、デザインともに調和のとれた美しいカバー。いつも良い仕事しますね、青土社は。
コンテンポラリーミュージックの代表的音楽家、ラ・モンテ・ヤング、テリー・ライリー、スティーヴ・ライヒ、フィリップ・グラスに焦点をあて、ミニマル・ミュージックの動向と展開を語った内容。
今年5月に来日コンサートが予定されているスティーヴ・ライヒや、グラスのインタビューも掲載されていて、彼らの音楽活動や創作活動について本人の語り口のまま知ることが出来ます。
この本を読んでいて一番驚いたのが、同年代の音楽家たちは職業として音楽の教師、教授をする者がほとんどだったのに、ライヒは当時、作曲活動の傍ら、兼業で「タクシー運転手」をしていたそう。
車内にテープレコーダーを持ち込んでノイズをいろいろ録っては作曲に使ったりして、そういう試みが後に「City Life」につながっていったそうですね。しかも、その後もグラスと一緒に「Chelsea Light Moving」という引っ越し会社をやっていたりしたとか。
ライヒ来日公演は情報を得ていたものの、タイミングを逃してDiaryでは紹介できていませんでした。要するに、機会をみすみす逃してしまって、精神的に七転八倒してたというわけです。・・・大きな声じゃ言えませんが、来日に関しては実はRよりもライヒのほうが興味強いかも。
えっと、それにしても!このお気に入りのミュージシャンたちの来日ラッシュには本当に驚きです。RadioheadにSteve Reich、サマソニにもぞろぞろと団体さんで。FRFはどうでしょうか?
まだ始まってもいないのに、既に己の中で伝説になっている「2008年」という年。ああ、暇と金があれば全部行きたい。
でもこちらは既にソールドアウトの模様。
■ コンポージアム2008 スティーヴ・ライヒを迎えて
■ Steve Reich -「Music for 18 Musicians CD Trailer」
■ Steve Reich - 「City Life - part 1 "Check it out"」
■ Steve Reich -「Clapping Music」