カテゴリ" Various Music/Bands"のブログ記事
Little Tybee「I Wonder Which House The Fish Will Live In」
海外の音楽ブログをさまよっていると、時々レーベル契約無しに自主制作盤をMySpaceや音楽系ウェブサイト上で発表しているミュージシャンに出会います。
Little TybeeはBrock Scott、Josh Martin、Ryan Gregoryによって結成されたバンドで、現在の活動拠点はアトランタ。バンドの始まりはBrock とJoshが大学で出会い、インストゥルメンタル・ミュージックを作ったりしていたそう。
リズム・パートはドラムマシンにシンセサイザーでちょいチープな感じ。ヴァイオリンが単なるエフェクトではなく、旋律をしっかり主張しているところが好きですね。ちょっとするとバンドでこういう楽器の構成では垢抜けない感じになりそうなんですけど、男声にしてはキュートな歌声が伸びが良くて柔らかくて、気分が軽くなる良質のポップ・ミュージックに仕上がっています。
MySpaceで公開されている新曲は5曲。一番再生されている曲でも3000回程度ってことで、これから期待の成長株ですな。まぁ成長といっても、こういう人たちはありのままに好きな音を奏でていくだけ。このデビューEP「I Wonder Which House The Fish Will Live In」は7月14日にリリースされたばかり。MP3が公開されている曲「Glass Brigade」は明るいポップソングですが、MySpaceで聴けるなかでは「Flightless Bird」や「Dear Emily」がお気に入りかな。
[MP3]
Little Tybee「Glass Brigade」
[関連したサイト]
■ Little Tybee - MySpace
「I Wonder Which House The Fish Will Live In」/ Little Tybee
release : Jul. 2009
Merge Records 20年の軌跡 on NPR Music
Merge Recordsの設立20周年を記念したスペシャル・ボックスセット「SCORE!」のリリースについて、今年1月のDiaryで紹介しましたが、NPRで20周年をフィーチャーした番組を放送中です。ゲストはMerge Recordsの設立者でSuperChunkのメンバーのMac McCaughanとLaura Ballance。
■ A Milestone For A Remarkable Label: Merge Turns 20 : NPR Music
[トラックリスト]
- Arcade Fire「Wake Up」from Funeral
- Bricks「History of Lies」from Microphone & a Box of Dirt
- Superchunk「Cool」from Tossing Seeds (Singles 89-91)
- The Angels of Epistemology「The Charmed」from Fruit
- Neutral Milk Hotel「Ghost」from In the Aeroplane Over the Sea
- Magnetic Fields「Come Back from San Francisco」from 69 Love Songs
- Various Artists「Beautiful Things」from Score! 20 Years of Merge Records
Shelly Short「A Cave, A Canoo」
Hush Recordsは、Laura Gibsonのときに登場したレーベルですね。10月に新作アルバム「A Cave, A Canoo」をリリースするシンガーソングライターのShelly Short。基本的にこういう甘い歌声は好きじゃないのですが、新曲は楽器の音がさらさらと乾いた感じで良く聴こえる。特に今のような季節は音から感じる乾湿って重要かも。今日、舞鶴公園の緑の隙間からきれいな夕焼けが見えて、理由も無くじーんと来た。そんな感じ。あの郷愁を誘うような儚げな感じは夏の空気をまとってこその美しさ。
[MP3]
Shelly Short「TimeMachine, Submarine」from 「A Cave, A Canoo」
Shelly Short「Swimming」 from「Water For The Day」
[関連したサイト]
■ Shelly Short Homepage
■ Hush Records >> Shelly Short
■ Shelly Short - MySpace
これはすごい!なミュージックビデオ、Sour「日々の音色」
音楽にはメロディが良いからとか、歌詞に共感できるからという理由の他にも、ミュージックビデオが面白いから好き!っていうのもありますよね。
TechCrunchで紹介された、Sourという日本人アーティストのミュージックビデオ。musicradar.comでも「2009's cleverest music video」というタイトルで紹介されています。
詳しくは記事を読んでいただくとして、ぽちと再生してみてください。面白いアイデアもさることながら、これは編集者の頑張りに賞賛を。
■ [CG]無数のウェブカメラで撮られた驚くべきミュージックビデオ - TechCrunch
■ Yooouuutuuube.com(フルスクリーンで見ることが出来ます)
Tortoiseなどシカゴ周辺のエクスペリメンタル・ロックの一翼を担うバンド、Califoneが、Thrill Jockey RecordsからDead Oceansへ移籍し、10月に新作を発表する予定だそうです。この新作アルバム「All My Friends Are Funeral Singers」は、まだ詳細は不明ですが、何かの映像作品のサウンドトラックに使われる予定だとか。
Califoneは2003年から2006年の間に、Thrill Jockeyから4枚の作品をリリース。Dead Oceansといえば、以前ここでも紹介したBower BirdsやBishop Allenが在籍しています。
(source : Pitchfork)
そういえば、近所のCDショップ、グルーヴィンさん。Thrill Jockeyコーナーがあったのだけど、この前行ったら見つけられなかった。誰か買い占めた? あのお店は最近品揃えが豊富になったようで、BGMもいつもかっこいいし、つい長居してしまいます。
[ストリーミング]
Califone「Roots & Crowns (Album)」
[関連したサイト]
■ Califone(公式ウェブサイト)
■ CALIFONE - Dead Oceans
■ Califone - Thrill Jockey
■ Califone - MySpace
「All My Friends Are Funeral Singers」/ Califone
release : Oct, 2009
label : Dead Oceans
Hauschka、来日公演のスケジュールを発表。(福岡にも来るよ!)
Fat Cat Records所属のドイツ人ピアニスト、Hauschkaの来日公演のスケジュールが発表されています。
プリペアード・ピアノの音色を己が初めて聴いたのはジョン・ケージの音楽から。その継承者であるHauschkaの奏でるプリペアード・ピアノの硬質な音色とストリングスなどの柔らかな音色との対比は補色関係のよう。一方が一方の音に埋もれることなく、逆に鮮やかさ、深みを増しているように聴こえます。また逆にそのリズミックな部分を強調してみせたり、夢幻的な印象のなかで楽器の音色が生き生きとしていて好きですね。Fat Catのウェブサイトで全曲をフル試聴できますので、未聴の方は是非どうぞ。
彼については、意外にもはてなキーワードに詳しく載ってます。
これまでに2枚のアルバム「Substantial」、「The Prepared Piano」をKaraoke Kalk、今年、リリースされた最新作「Room To Expand」をFat Cat からリリース。ソロ・ピアノ・プロジェクト「ハウシュカ」は1940年にジョン・ケージが考案したといわれる「プリペアード・ピアノ」の可能性を探究する、世界的にもめずらしい音楽家・演奏家。「プリペアード・ピアノ」はピアノの弦に木、金属、ゴムなどを挟んだり、載せることでその音色を打楽器的な響きや金属的な音にし、雑音の多い独特な音が得られる。ハウシュカの「プリペアード・ピアノ」はコンセプチュアルありきの学究はだとはほど遠い、同時代のポスト・ロックやテクノ、エレクトロニカといったポップ・ミュージックへの視野があると同時に、確かな音楽の素養を感じさせる旋律は使い古された常套句をすべて排したもの。リズミックでメロディック、ピアノに向かう時間の中で現れた、遊び心を忘れることなく紡がれたその音楽はコーヒーをひとり楽しむ時間のように開かれた、ニュートラルなもの。聴き手次第で大きくも響くし、遠くで鳴っていてくれもする、やさしい音楽。
来日公演は東名阪だけではなく、岡山、京都、金沢、そして福岡にも来てくれます!! 場所は福岡市大名にあるライヴスペース、ROOMS。これは絶対に行かないと!
詳しい情報はこちらをご覧ください。
[関連したサイト]
■ HAUSCHKA(公式ウェブサイト)
■ Hauschka - MySpace
■ FatCat Records : Hauschka
「Snowflakes and Car Wrecks」/ Hauschka
release : Feb, 2009
label : FatCat
「Ferndorf」/ Hauschka
release : Oct, 2008
label : FatCat
Fleet FoxesとThe Beach Boysのコラボレーションが実現か?
ついにこの写真を合体させるときが来た!来た!この日のためにあったような写真なんだもの。
Xfmの速報によると、The Beach Boysのギタリスト、Al Jardineの新作「A Postcard From California」でFleet Foxesとのコラボレーションの計画があるそうです。
Al Jardineの公式ウェブサイトにはすでにそのアルバムのリリースニュースがアップされていて、トップページにはゲストアーティストとして、Neil YoungやBrian Wilson、David Crosbyの名前が紹介されています。アルバムはもう完成しているようだし、コラボは楽曲収録でではなくライヴか何かで実現するのでしょうか? 元ネタの記事にははっきり「to work on a track」とあるのですが・・・。続報待ちー。
また、Fleet Foxesは9月のイギリスの音楽イベント End Of The Road Festival に出演が決定。フェスの公式ページを見てびっくり! Explosions In The Sky、Vetiverと一緒になんて~、いいな、いいな!これは見たい。
(source : Xfm)
[関連したサイト]
■ * * * AL JARDINE * * *
■ Al Jardine - MySpace
■ Fleet Foxes - MySpace
の予定が、Manchester International Festivalの映像がない、ない!
YouTube、Vimeoにない。MySpaceにもTwitterにもミクシィにも更新情報無し。
公式サイトもBoosy & Hawkesも同じく。
Facebookのライヒのページに行ったら、最新の投稿でYouTubeへのリンクがあったので、わくわく期待して見てみたら別の曲だし・・・。んー調べ方が甘いのか? 情報求む、です。
Radioheadのジョニーがライヒ先生とコラボレーションするという意味でも楽しみにしてたけど、これはつまりは作曲だったのか、演奏での参加だったのか。これも判明しとりません。
というわけで本番はおあずけ。リハーサル映像をどぞ。
タイトル「2x5」のあらわすところは、エレキギター2本、エレキベース1本、ドラムス1台、ピアノ1台の合計5つの楽器が2セットってことなのですね。これはかっこいい!