カテゴリ" Various Music/Bands"のブログ記事
FatCat Records、18周年記念イベントが英国で開催。
クローリーで、一件の小さなレコードショップとしてスタートした「FatCat Records」が、今年で18周年。そこで今週末、16日(金)と17日(土)の2日間で「The Grate Escape」と「The Brighton Festival」と連動してイベントが予定されているそうです。
■FatCat Records(公式ウェブサイト)
■ Brighton Festival - Fat Cat Nights with The Great Escape
金曜日のヘッドライナーは、昨年「Some Things Just Stick In Your Mind」をリリースしたVashti Bunyan。その他、Vetiver、Haushka、Tom Brosseau。
土曜日のヘッドライナーは、ニューヨークで活動するシンガーソングライターNina Nastasia。
その他、 The Twilight Sad、The Frightened Rabbit、Silje Nes。
「Some Things Just Stick In Your Mind」 / Vashti Bunyan
release : Nov. 2007
label : FatCat Records
■ MySpace.com - Vashti Bunyan
■ MySpace.com - Vetiver
■ MySpace.com - Haushka
■ MySpace.com - Tom Brosseau
■ MySpace.com - Nina Nastasia
■ MySpace.com - The Twilight Sad
■ MySpace.com - The Frightened Rabbit
■MySpace.com - Silje Nes
Joy Divisionの映画と音楽。
今日はKBCシネマへ映画「パライノド・パーク」を見に行こうと思ったら、どうやら上映スケジュールを見間違えたようで、別の映画を見ることとなった。
その映画とは、「コントロール(Control)」。
ジョイ・ディヴィジョンのボーカル、イアン・カーティスの半生を描いた伝記映画。写真家アントン・コービンの長編監督デビュー作品。全編モノクロ仕様。第60回カンヌ国際映画祭カメラ・ドール(特別表彰)、第61回英国アカデミー賞新人賞を始めとする数々の映画賞を受賞。
ジュード・ロウと競い合った末に主演を勝ち取ったのは、イアン・カーティスに激似ということでも話題になった無名の新人俳優、サム・ライリー。
映画を見ていて、全編モノクロームなのもそうだけど、画面構成の表現が写真のようだなと思っていたら、
コービン氏の本業は写真家だったのですね。知らなかった。不安症で発作に悩まされるイアンが、酒と煙草をそりゃもう呑むわ喫むわ。己も気をつけねば。(コーヒーもそういう症状に悪いということを最近知って、ちょっとショック)
映画のエンディングクレジットで流れていた、The Killersによる「Shadowplay」のカバー、かっこいいです。
■ The Killers - Shadowplay(Joy Divison cover)
帰宅して「Closer」を聴こうと思ったら、あら、実家に置いてきてしまった。今、iTunesで再生中。映画の公開に合わせて発売されたオリジナルサウンドトラックをチェックしときましょう。
「コントロール」(オリジナルサウンドトラック) / Joy Division 他
release : March, 2008
label : ワーナー・ミュージック・ジャパン
サントラとは別にこんなものが予約受付中でした。
「ザ・ベスト・オブ・ジョイ・ディヴィジョン」 / Joy Division 他
release : May, 2008
label : ワーナー・ミュージック・ジャパン
ベスト盤も合わせて発売とは破格の扱いですね。
・・・と書こうと思ったら、こういう事情があってのことらしい。
■ グラント・ジー監督作品「Joy Division - ジョイ・ディヴィジョン - 」(公式ウェブサイト)
・・・えーっ、グラント・ジーだって?!
グラント・ジーと言えば、
見れば誰もが鬱になること間違い無しのこの映画(左記)や、主人公とシンクロして、こちらも窒息しそうになるあのミュージックビデオの監督じゃないか。
己だって、このDVDは実際2、3回しか見てない。
しかも最後に見たのは、人に貸すためにディスクに傷が入っていないかチェックするために見ただけであって・・・完全に今は封印しています。
Fleet Foxes、1stアルバム「Fleet Foxes」が来月リリース。
以前に名前だけ紹介しました、シアトル出身のバンド、Fleet Foxesです。アメリカのレーベル、Sub Pop Recordsとレコード契約を果たしたのが昨年。4月8日にEP「Sun Giant」をリリース。6月にはデビューアルバム「Fleet Foxes」の発売が控えています。
Band Of Horsesの音楽を、もう少し「ぶっとく」した感じ。
自分たちの音楽を「バロック・ハーモニック・ポップ」と評する彼ら。的確だと思います。
フォーク・ロック経由のアコースティック・サウンド。牧歌的な印象だけど、きちんと硬派。男っぽくドライで骨太な音の時々に、微かにあらわれる哀愁感。
最近の若手バンドにはなかなか無いぞ、こういうセンス。CDのジャケットデザインも個人的に好みだ。声量、声質、表現力が素晴らしく豊かなロビン・ペックノールドの歌声が美しい。
[MP3]
Fleet Foxes「Mykonos」
Fleet Foxes「White Winter Hymnal」
[関連したサイト]
■ Sub Pop Records - Fleet Foxes
■ Myspace.com - Fleet Foxes
「Sun Giant」 / Fleet Foxes
release : April, 2008
label : Sub Pop
「Fleet Foxes」 / Fleet Foxes
release : June, 2008
label : Sub Pop
(2009年1月7日追記) ウェブページ「FLEET FOXES」を追加しました。情報が少なくて少し物足りないかもしれませんが、このバンドを音楽ファンの皆さんにもっと知ってほしいと思い、作成しました。もし訂正箇所などありましたら、ご連絡いただけると幸いです。
XL Recordingsのウェブサイトがリニューアルしていました。
数ヶ月前にRadiohead「In Rainbows」がCDとしてリリースされたとき、UK盤はインディーズ・レーベルの「XL Recordings」から発売されたのですが、当時、どういうわけかこのレーベルの公式サイトはまったく更新がされておらず、所属アーティスト名に「Radiohead」の名前すら紹介されていませんでした。
しかし、先日久しぶりに訪れてみましたら、すっかりリニューアルしていました。
ブログタイプになっていて、トップページにはアーティスト名と、関連の最新ニュースが紹介されています。
■ XL Recordings (公式ウェブサイト)
XL Recordingsのアーティストたちを見てみると、Be Your Own Pet、The Raconteurs、Vampire WeekendなどはPitchforkでもよく見かけるバンド。Cajun Dance Party(ケイジャン・ダンス・パーティ)というバンドは、何やら「トム・ヨーク大絶賛!」らしく、彼のすすめでXL Recordingsに加わったのだとか。最近は、イギリスのバンドはほとんど聴かないのだけど、今の若いロック世代は「リバティーンズ以降」ってことらしい。己はリバ聴く前にアメリカ行っちゃったからなぁ・・・。
■ bounde.com - 「THOM YORKEが認めたUK新人の最注目株、CAJUN DANCE PARTYがデビュー・アルバムを4月23日にリリース」
■ Myspace.com - Cajun Dance Party
XL Recordingsのサイトのトップページで、RadioheadのUSAツアー第一弾の写真が続々とアップされています。Flickrの方にまとめてアップしているようです。
ステージの写真を見るには、こちらの方が便利かも。
Play the BLOODY tunes!! : インターネットラジオのいろいろ。
アメリカのインターネットラジオ・サービス「finetune」はアカウント取得後、すぐにプレイリストを作成可能。好きな音楽を最低でも45曲加えて、1つのプレイリストの完成です。ただし1アーティストにつき3曲まで。出来上がったプレイリストはコードを取得して、ブログなどで公開することが出来ます。
選曲は直接、曲名やアーティスト名を入力するか、あるいは現在選択しているアーティストのページに「Related Artists」と表示されていて、関連性のある音楽をおすすめしてくれます。
45曲も選ぶのは面倒だ!というユーザーのための、最初に選んだ数曲を参照して、残りを自動的に選曲してくれる「I'm Lazy」という機能がGood。
音源はアメリカで合法的に取得したもの、ということですが、有名どころも揃っています。
例えば、Radioheadは最新アルバム「In Rainbows」の全曲が選べるし、己が最近気になっているFleet Foxesも、曲数は少ないですがちゃんと加えることが出来ます。(Vampire Weekendがまだ入っていない…)
しかし、どういう訳か数ヶ月前から新しくプレイリストの作成が出来なくて、かなりの間放置していました。(こっちに貼っているプレイヤー自体は普通に再生出来るのに…)
ネットをしている間、PCで作業をしている間に音楽を聴くとしますよね。
そういうとき、CD1枚1枚をオーディオで再生するのではなく、PCのなかでランダムで流して聴きたいという人、多いと思います。
音楽好きを自称するリスナーならば、当然、何千曲も入っているだろうし、音質にこだわる人は
、サウンドファイルをAIFFとかWAVとか非圧縮で保存していたりして、PCに思わぬ負荷がかかってしまうわけで。
で、ウェブブラウザ上で音楽を聴けるように、ずっと「fnetune」に代わるインターネットラジオを探していました。「last.fm」は公開するには有料だしなぁ…困った。
こういうものを見つけました。インターネットラジオ・サービス「Jango」。
「finetune」で1曲1曲プレイリストに加えていく「手作業感」とは対照的に、こちら「Jango」では、自分の"Station"(プレイリスト)に好きなアーティストを登録するだけ。あとは「Jango」が自動的に、選んだアーティストの曲やそれに近い音楽をどんどん流してくれます。ユーザーはその曲に「Love」「Like」「Don't Like It」などのレート(評価)をつけていくことで、"Station"の選曲に自分の好みを反映させることが出来ます。もちろん、自分で任意にアーティストを加えていくことも可能です。
己の"Station"はこちら。
登録したアーティストはTokyo Police Club、Sparklehorse、My Bloody Valentine、Voxtrot、Cat Power、
Iron & Wine、Radiohead、Blonde Redhead、Death Cab for Cutie、Tortoise、The Dears、
Thom Yorke、Vampire Weekend、Kings of Leon、The Smiths、The Magnetic Fields。
■ Jango
- 「The BLOODY tunes! 」by thom-kitten
ページは上下2段のフレーム構造になっています。
プレイヤーで曲を聴いているとき、そのアーティストや曲を登録している他のユーザーが同時に表示されて、SNSの機能も備えています。"my home"というユーザーのページで、"Station"や曲のレートをいつでも管理できます。プレイヤーとメインページはこんな感じ。
また「Jango」には「Jango Jukebox」というウィジェットがあって、そちらはこんな感じ。忙しく動いているアーティストの写真をクリックすると、それぞれのページにジャンプします。動的、というか、かなり派手なウィジェットです。
「Jango」は好みの音楽を自動的に選曲して流してくれる点が最大の魅力ですが、ベータ版という所為か、システムが若干不安定。このウィジェットは特に扱いにくく感じました。これからどんどん改良されていくようです。
一通り「Jango」のStationを作り終えて、タグクラウドも出てきたし、一件落着。そのStationをがんがんパワーアップさせるべく、前はどんな音楽を登録してたのか確認しようと思って、何気無しに、数ヶ月ぶりに「finetune」を訪れてみました。
うわ、復旧していやがる・・・。
腹が立ったのでプレイリスト、少し変えてやりました。Fleet Foxes、すげぇ良いわぁ。
■ finetune - 「Radio thom-kitten 09.1」(tracks 50)
SUB POP, 20th Anniversary
アメリカ、ワシントン州シアトルのインディーズレーベル「Sub Pop Records」が設立20周年を記念して、7月12日、13日にわたってイベントを開催するそうです。
■ Sub Pop Records
場所はシアトルのメリームーア・パーク。出演者はざっと以下の通り。
Beachwood Sparks / Comets on Fire / Fleet Foxes / Flight of the Conchords / The Fluid / Foals /
Grand Archives / Green River / The Helio Sequence / Iron & Wine / Kinski / Low / Mudhoney / No Age /
Pissed Jeans / Red Red Meat / The Ruby Suns / Seaweed / Wolf Parade
Green RiverやRed Red Meatなど、このイベントのために再結成するバンドが注目を集めるなか、 先のSXSWで評判だったFleet Foxes(SXSW出演後のLast.fmにおける注目度数はもの凄い数字でした)や、昨年アルバム「The Shepherd's Dog」をリリースしたIron & Wineも登場。Band Of HorsesやThe Shinsの出演はなし?
己のおすすめは、The Ruby Suns。
ニュージーランド出身のサイケデリック・ポップ・バンド。カーッと気分が高揚するドラム&パーカッションに陽気なコーラス。アフリカンだったり時にはラテンっぽくもあったり。Animal Collectiveのトリップ感は大好きだけど、あの雄叫びがちょっとね…という方は是非。Sub Popのサイトで、1曲試聴できます。
■ The Ruby Suns 「Tane Mahuta」(MP3)
■ The Ruby Suns - Oh, Mojave
転石
福岡市天神の「The Voodoo Lounge」にて、毎週火曜日に開催されるライヴイベント「Lounge Sounds」。今週は4月15日、16日の2days。16日(水)の方に出没すると思います。
■ LOUNGE SOUNDS
日程/4月16日(水)
会場/The Voodoo Lounge(福岡市天神)
開場/19:00
チケット/1500円
[BAND]
マクマナマン/ampfolk/JACK APPLE & THE GOLDEN BAT/Autmun leaf/SOLAR
[MC & DJ]
BOGEY
[INFO]
The Voodoo Lounge
インストゥルメンタルを好んで聴いていた時代。(今も凄く好きです)
同じく福岡出身のインスト・バンド、meltcompはライヴに何度か足を運んだのだけれど、マクマナマンは行きそびれの聴きそびれ。Voodoo Loungeのコメントを見てみたら「ブッ壊れ気味な激情型プログレ・インストバンド」とある。ampfolkとAutumnleafは音源を聴く限り、耳に馴染み易そうなので安心。
激情型の「中和剤」という意味だったらどうしよう。
マクマナマンの音源が見つからず…
■ ampfolk(Myspace.com)
■ Autumnleaf(Myspace.com)
・・・なんか、meltcompの音を久々に聴きたくなってきた。
公式サイトのコンテンツ、"sound"から3曲試聴可能。しかし美しいの。
■ meltcomp(公式ウェブサイト)
Reich 2008
「ミニマル・ミュージック その展開と思考」/小沼 純一
出版社:青土社
新刊です。
コーラル・ピンクに薄くテクスチャの入った繊細な装丁。帯の文字色はライトグレイ。色彩、デザインともに調和のとれた美しいカバー。いつも良い仕事しますね、青土社は。
コンテンポラリーミュージックの代表的音楽家、ラ・モンテ・ヤング、テリー・ライリー、スティーヴ・ライヒ、フィリップ・グラスに焦点をあて、ミニマル・ミュージックの動向と展開を語った内容。
今年5月に来日コンサートが予定されているスティーヴ・ライヒや、グラスのインタビューも掲載されていて、彼らの音楽活動や創作活動について本人の語り口のまま知ることが出来ます。
この本を読んでいて一番驚いたのが、同年代の音楽家たちは職業として音楽の教師、教授をする者がほとんどだったのに、ライヒは当時、作曲活動の傍ら、兼業で「タクシー運転手」をしていたそう。
車内にテープレコーダーを持ち込んでノイズをいろいろ録っては作曲に使ったりして、そういう試みが後に「City Life」につながっていったそうですね。しかも、その後もグラスと一緒に「Chelsea Light Moving」という引っ越し会社をやっていたりしたとか。
ライヒ来日公演は情報を得ていたものの、タイミングを逃してDiaryでは紹介できていませんでした。要するに、機会をみすみす逃してしまって、精神的に七転八倒してたというわけです。・・・大きな声じゃ言えませんが、来日に関しては実はRよりもライヒのほうが興味強いかも。
えっと、それにしても!このお気に入りのミュージシャンたちの来日ラッシュには本当に驚きです。RadioheadにSteve Reich、サマソニにもぞろぞろと団体さんで。FRFはどうでしょうか?
まだ始まってもいないのに、既に己の中で伝説になっている「2008年」という年。ああ、暇と金があれば全部行きたい。
でもこちらは既にソールドアウトの模様。
■ コンポージアム2008 スティーヴ・ライヒを迎えて
■ Steve Reich -「Music for 18 Musicians CD Trailer」
■ Steve Reich - 「City Life - part 1 "Check it out"」
■ Steve Reich -「Clapping Music」