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Thrill Jockey Recordsからスペシャルなアドベント・カレンダー
シカゴのレーベル、Thrill Jockey Recordsのウェブサイトで、アドベント・カレンダーにちなんだスペシャル・コンテンツ「2008 Advent Calendar Free Surprises Every Day!」を公開中。
12月1日から24日まで、毎日1枚ずつカードをめくっていくと・・・
フリーMP3ファイルがプレゼント。
今日までの音源をまとめてみると、
12/1
High Places - "From Stardust to Sentience" from the album High Places on Thrill Jockey.
12/2
Occidental Brothers Dance Band International - "Komokosaka Te Na Basi" from their self-titled, self-released album.
12/3
The Dead Science - "Make Mine Marvel" from the album Villainaire on Constellation Records.
12/4
My Moon Boots - "Messages From Water Pt. 1 & 2" from the album Vosotros Presents : The Lazy Susan on.
12/5
Beaten by Them - "The Asiatic Capital Vista" from the album Signs of Life on Logicpole.
12/6
Ala Muerte - "Choose Your Own Ending" from the album Santa Elena on Public Guilt.
12/7
Vincent Black Shadow - "Shamanix" from the album More Deeper on Heart Break Beat.
12/8
Boston Spaceships - "Go For The Exit" from the album Brown Submarine on Guided By Voices Inc.
12/9
The Coctails - "First Snowfall" from the box set Popcorn Box on Carrot Top Records.
12/10
David Greenberger & Birdsongs Of The Mesozoic - "How Records Are Made" from the album 1001 Real Apes on Duplex Planet.
先に開けてみたくなっても、ぐっと我慢しましょう。
Thirll Jockey Recordsの新譜いろいろ。
"High Time" / Pit er Pat
label : Thrill Jockey Records
"Car Alarm" / The Sea and Cake
label : Thrill Jockey Records
"High Places" / High Places
label : Thrill Jockey Records
"The Mighty Ship" / Angela Desveaux
label : Thrill Jockey Records
"Sun On Sun" / Pontiak
label : Thrill Jockey Records
"Remember" / The Fiery Furnaces
label : Thrill Jockey Records
"Kale" / Arbouretum - Pontiak
label : Thrill Jockey Records
Ladyhawke 1stアルバム「Ladyhawke」
彼女のデビューアルバム「Ladyhawke」が猫ジャケということで、Diaryで取り上げようかと思ったのだけど、最初にPitchfork.tvで「My Delirium」のミュージックビデオを見たときの感想からして、掲載にはぎりぎりなラインだった。楽曲はさておき、彼女のブロンドのもさもさヘア、濃いアイメイク・・・おぅ。
それが今や、偶然MTVで「Paris Is Burning」のビデオを見てからというもの、コテコテフレーズが耳について離れない。バックのシンセ、ギターリフ、気だるいグルーヴ感。聴く人によってはかなりの中毒性あり、かも。歌声はすごく好き。
■ Ladyhawke - Paris Is Burning
Ladyhawkeはニュージーランド、その後渡ったオーストラリアのシドニーでいくつかのバンドに在籍したあと、2006年にはLadyhawkeというアーティストネームで作曲活動を始める。2007年後半にロンドンへ移ったLadyhawkeはModularと契約、デビューアルバム「Ladyhawke」の発売にいたる。国内盤は今月発売予定。アルバムにはオリジナル曲のほかに、PeachesやCut Copyによるリミックス曲も収録されている。
猫はデザインじゃなく、本当に好きみたいですね。MySpaceによると、好きなものはギター、シンセ、猫、ノイズ、映画とのこと。ぜひ姉御と呼ばせてほしい。
「Ladyhawke」 / Ladyhawke
label : Modular (UK) / ユニバーサル(日本)
release : Sep, 2008 / Dec, 2008
福岡で「マトリョミン・アンサンブル」イベント開催
12月13日(土)、福岡市天神の丸善福岡ビル店で、「マトリョミン・アンサンブル」と題して、マトリョミンの演奏イベントが開催されるそうです。時間は午後3時から。
店内フロアでは、マトリョーシカのフェアも同時開催されていて、実際にマトリョミンを触ってみることもできます。
テルミン演奏家でマトリョミンの生みの親でもある竹内正実氏と、その弟子たちで結成されたマトリョミン・アンサンブル、Marbleの1stアルバム「曙光 -SHOKOU- 」が来年3月に一般発売を控えていますが、それに先駆けて今月3日より、iTunes Music Storeなどで6曲が収録されたミニアルバムが配信開始。
MySpaceのアーティストページでも3曲を試聴できます。同サイトではアルバムの製作日記も公開されています。
「曙光(しょこう)」 ミニ・アルバム / Marble
1. Caravan
2. Dark Eye (黒い瞳)
3. Chiisana Sora (小さな空)
4. Edo Spectacle (江戸スペクタクル)
5. Marble's Winter Medley (マーブルの冬)
6. Song of Marble (マーブルのうた)
【関連したサイト】
■ Mandarin Electron - マトリョミンとテルミンの情報サイト
■ Mandarin Web Shop (マンダリン・エレクトロン サイト内)
試聴してみると、まるで人間がファルセットで歌っているみたい。マトリョミンの演奏には検定もあって、プロになるとこんな安定した音が出せるのですね。以前、触ったときにはチューニングだけで疲れてしまった己。
Radioheadのアルバム「Kid A」では、このテルミンに似たあの不思議な音色が登場しますよね。ジョニーが出しているあの音は最初、テルミンを使う案もあったけど、結局安定性を重視して、右手のリボンで音程を取るオンド・マルトノを選んだというエピソードを聞いた覚えがある。
「KId A」とオンド・マルトノについては、雑誌「BUZZ」2001年11月号の、世界的オンディストであるハラダタカシ氏とジョニーの対談&レクチャータイムのページが詳しい。
ハラダ氏にお手本を弾いてもらったあと「弾いてみて」と促され、モジモジしながらも楽器に触れ、頬を赤らめるジョニー。・・・ここだけ描写がやけにかわいいんだから。
動画は、その誌面でジョニーが告白していた、「マルトノ奏者に(独学の奏法を)笑われた」という2001年のパリでのTV収録ライヴから。ジョニーのオンド・マルトノはあのつんのめるような前傾姿勢がかっこいいんだよ!
■ Radiohead How To Disappear Completely
Pitchforkが2008年の総まとめ
ピックアップされる音楽が好みにぴったり来るものが多いので、いつも参考にしているアメリカの音楽ニュース・サイト、Pitchfork。今月に入ってから「2008年のベスト・オブ・あれこれ」をいろいろと企画しています。
■ Best of Pitchfork.tv: Features
David Byrne、Fleet Foxes, Lee "Scratch" Perry & Andrew WKなどPitchforkでのインタビュー映像10本が選出。
■ Best of Pitchfork.tv: Performances
Pitchfork Music Festival (Live): Animal Collective: "Fireworks"/"Essplode"、Don't Look Down: The Thermals: "Returning to the Fold"などライヴ映像20本が選出。
■ Top 40 Music Videos of 2008
Björk: "Wanderlust"、The Last Shadow Puppets: "The Age of the Understatement"、Radiohead: "House of Cards" 、Yeasayer: "Wait for the Summer"などミュージックビデオ40作品が選出。
■ The Year in Photos 2008
R.E.M.(マイケル・スタイプ)、Radiohead(トム・ヨーク)、Feist、Fleet Foxesなど写真38本が選出。
動画はほとんどがPitchfork.tvから。β版ということでオープンした当初はどんなもんかなと思ったけれど、フルスクリーンでも鮮明な高画質の素材ばかりなので、下手にYouTubeを彷徨うよりはこっちのほうが面白い。
「Scotch_Mist」のフル・バージョン、しかも高画質で見られるところでここぐらいなのでは?
Fennesz 「Black Sea」
「Black Sea」 / Fennesz
label : commons
release : 12, 2008
先月、イギリスのレコードレーベルTouchからリリースされたFenneszの新作「Black Sea」が、Pitchforkのレビューで「8.4」という高評価。国内盤はcommonsから12月10日に発売が予定されています。
Fenneszは、「Kid A」経由で聴いたRadioheadファンもいるのでは?
MySpace.comのアーティストページでは、この新作のなかから「Perfume For Winter」がフル音源で公開されています。
季節に合った、きれいなタイトルですね。
Fenneszは2001年のアルバム「Endless Summer」を聴いていて、6月のMonthly Best Tunesでも感想を書きました。
こういった歌の無いアンビエントな電子音楽を聴いているときは、ロックなど他の音楽と違って、音楽と自分がコミュニケートしている感覚というものはほとんど無い。
例えて言えば、トラックで知らない誰かと並走しているような感覚。相手は自分より少し離れたところを走っている。ペース(気分)が合えばぴったり呼吸が合って、そこで二言三言言葉を交わすかもしれない。そうじゃないときは特に意識しないまま、視界の角を過ぎていくだけ。
わずかな残滓だけをあとに、イメージを掴めないまま音楽が拡散してしまうように感じることがあって、正直この手のジャンルは好きだとは今でも言い難い。
しかし、Fenneszの音楽はアーティストの感性が丁寧に織りこまれていて、音景にその人間味を感じる。ざらざらとしたノイズのレイヤーの隙間にあらわれる、ときに郷愁を誘うようなギターのやわらかい音がその鍵のようだ。「Endless Summer」のジャケットに写る、オレンジ色に染まる美しく静かな海岸。きっと、己はいつかその場所に居たのだろう。
共感力で、余所余所しかったノイズ・ミュージックの印象を変えてくれた音楽のひとつ。
2007年の坂本龍一とのコラボ作品「cendre」から。
■ YouTube - OTO - fennesz & sakamoto ryuichi
Fleet Foxes : Interview on Pitchfork
PitchforkでFleet Foxesのロビン(Vo、 G)、とジョシュ(D、Vo)のインタビューが紹介されています。Fleet Foxesといえば、中世絵画を取り上げたアルバムジャケットも印象的です。
映画とか、絵画とか、視覚的なアートは音楽のインスピレーションで何か役割を果たしている?
ジョシュ「赤い色・・・」
ロビン「ははは。(ロビンはこの時、赤いジャケットを着ていた) 映画音楽とか、何か場面がひらめくような、そんな音楽は好きだよ」
ジョシュ「インスピレーションとなると、他の音楽よりも視覚芸術のほうが良いかもしれないね。多分、より純粋で精錬された芸術的な反応が生まれてくるから」
ロビン「ヴィクトリア行きのフェリーでカナダの地方紙を読んでたんだけど、かなりひどい画家のインタビューでね、"この筆遣いはスネア・ドラム、そして三連符のハーモニーなのだ”」
ジョシュ「”俺は響き渡るb-フラットを描いているのだ”」
2009年の予定は?
ロビン「とてもレコードを作りたくてたまらない。すぐにでも、もっと良いアルバムの製作を始めるよ。(中略)新しいバンドの楽曲を聴くと、しばらくどういう風に感じていたんだろうか、昔の音楽の方が良かったななんて気どころか逆にエキサイティングなものを見つけたような気がする。それは必ずしも表立ったところであるというわけではないんだ。この40年、何も良いものが出ていないと思うなんてつまらない。結局、必然的な逆行のような印象だろうけど、今は僕はそうじゃない気がする。今は素晴らしいバンドがたくさんいるからね」
全文はこちらへ。
(source : Pitchfork)
Pitchfork.tvから結構前にアップされていた、別のインタビューのビデオ。
ああ、サマソニで己が感じた「Fleet Foxes来日フラグ」は実現するのか?!
■ Pitchfork.tv - Fleet Foxes: Austin
Paul Weller Japan Tour 2009のお知らせ
Creativeman 11月16日付けメーリングリストより、Paul Weller 来日公演のお知らせ。
2009.4/3(金)東京 クラブチッタ川崎
open18:00/start19:00/\7,500(税込/オールスタンディング/別途1ドリンク)
2009.4/4(土)東京 新木場スタジオコースト
open17:00/start18:00/\7,500(税込/オールスタンディング/別途1ドリンク)
2009.4/5(日)名古屋 CLUB DIAMOND HALL
open17:00/start18:00/\7,500(税込/オールスタンディング/別途1ドリンク)
2009.4/7(火)福岡 ドラムロゴス
open18:00/start19:00/\7,500(税込/オールスタンディング/別途1ドリンク)
2009.4/8(水)大阪 なんばハッチ
open18:00/start19:00/\7,500(税込/オールスタンディング/別途1ドリンク)
2009.4/9(木)広島 クラブクアトロ
open18:00/start19:00/\7,500(税込/オールスタンディング/ 1ドリンク付)
<会員先行受付期間>11/17(月)15:00~11/23(日)18:00まで
<一般発売>東京:12/7(日)10:00am~・名古屋:12/6(土)10:00am~・
福岡・大阪:調整中・広島:12/13(土)10:00am~
(source : Creativeman Productions)
ふ、福岡公演が!
季刊雑誌「TONE」の2008年8月号(No.12)は、ロック・フォト新世紀!ということで、写真家の齋門富士男(さいもんふじお)の特集でした。この特集2ページ目に自然なスマイルを浮かべる、すてきなポール師匠。
このまま切り取って、フレームに入れてーと思ったら、後ろのページがトムだよ・・・。
OK Computerの頃の黒髪・坊主のトムくん。こちらもすごく良いスマイル。
以下、文中インタビューより引用。
- レディオヘッド、好きなんですよね?
「ウン、好き。なんか曲がとってもいいなって思って。聴きながらだと、ずっと暗室とかの作業がはかどるし、なんかリズムが合った感じですね」
- トム・ヨークは、今は神様みたいに扱われてますが、こういう柔和な表情こそ、実は彼の音楽の核かもしれない。
「僕はこの人すごく好きなんですよ。曲が好きだったのもあって、なんか興奮させてくれたっていうか、彼の人となりを素直に表現してくれて、ますますいいぞって(笑)」
The Sea and Cake 「Car Alarm」
先月15日にリリースされた、The Sea and Cakeの通算8枚目となるオリジナルアルバム「Car Alarm」。
Thrill Jockey Recordsのウェブサイト内、The Sea and Cakeのページのなかで全曲をフル試聴することができる。
爽やかなギター・ポップ。前作「Everybody」と比べて軽妙な仕上がりになっていて、ポジティヴな気分にさせてくれる。
「Car Alarm」/ The Sea and Cake
label : Thrill Jockey Records
release : Oct, 2008
Pitchfork.tvでは、新曲から「Weekend」のミュージックビデオが公開されています。
これこそ、理想の週末。己も子供の頃はこんなふうに自転車を駆って遠出したもんです。
■ Pitchfork.tv - The Sea and Cake "Weekend"