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Park the Van Records(レーベル探訪 No.05)
このブログのそもそもの始まりというのは、忘れっぽい自分自身のための音楽ネタ備忘録として立ち上げたのでした。普段、音楽系ウェブサイトの巡回はRSSフィードを登録したGoogleリーダーを利用しています。新着ニュースを流し読みして気になったものにスターを付けて保存。その中から記事にしたいなと思ったものをピックアップして熟読し、そこで初めてブラウザの方のブックマーク「記事にするかも」フォルダに格納します。
前置きが長くなりました。そういう作業の中で埋もれてしまうニュースもいくつかあって、今晩はそのサルベージを少々。右サイドバーのLinksの項目を追加・更新しました。
そして今日の「レーベル探訪」第5回目は、どういうきっかけで「記事にするかも」フォルダに入れていたのか、ちっとも思い出せないDr.DogというバンドのMySpaceページから関連付けて、彼らの所属するレーベル、Park the Van Recordsを紹介したいと思います。
アメリカ東海岸の都市、フィラデルフィアを拠点とする、インディーズ・レーベル Park the Van Recordsは2004年に設立された、まだまだ若いレーベル。先にもあげたDr.Dogのアルバム「Easy Beat」のリリースを旗揚げとして、現在は以下の14のバンド/ミュージシャンと契約を交わしている。
Dr.Dog、The Spinto Band、National Eye、The Capitol Years、R. Stevie Moore、Tulsa、The High Strung、Frank Jordan、The Peekers、Golden Boots、Floating Action、Pepi Ginsberg、(((Eagle Winged Palace)))、The Teeth(昨年4月に解散)。
Dr.Dogをブックマークしてたのは、己がよく読んでいるブログ、thiswholeworldさんのとこで見たのかな・・・。Dr.Dogも最高ですが、The Spinto BandやTulsa、Frank Jordanというバンドもとても良い。音楽表現のスタイルそのものは当然少しずつ違うのですが、根底に流れている匂いというか感触というか、どのバンドも急いたところのない、ゆったりとした穏やかさを感じます。そこら辺が己の感じるイギリスの音楽との差異。逆を言えばぱっとしてない、古臭いってことかもしれないけど、別に刺激や新しさがいつも求められてる訳でもなし・・・と、Radioheadファンがアンチ・Radioheadぶってみるテスト。
■ Park the Van Records
「Fate」/ Dr.Dog
release : Jul, 2008
■ Dr.Dog on MySpace
■ Dr.Dog on imeem
「My Old Ways」Dr.Dog MP3 from「We All Belong」
「Moonwink」/ The Spinto Band
release : Sep, 2008
■ The Spinto Band on MySpace
「I Was Submerged」/ Tulsa
release : Oct, 2007
■ Tulsa on MySpace
「Ohio」/ Frank Jordan
release : Jul, 2007
■ Frank Jordan on MySpace
「Life in the Air」/ The Peekers
release : Mar, 2009
■ The Peekers on MySpace
Merge Recordsが20周年。
今年平成21年は、昭和最後の世代と平成最初の世代がいっしょに成人式を迎えるということで、なんだか自分の齢を意味も無く感じてしまいますが。
Arcade Fire、Spoon、She & Himなどを有し、2007年には「Neon Bible」(Arcade Fire)と「Ga Ga Ga Ga Ga」(Spoon)がそれぞれビルボードのトップ10にランク・インを果たした、アメリカのインディーズ系レーベル、Merge Recordsも今年で設立20年を迎えたそうです。おめでとうございます。同レーベルでは20周年を記念したスペシャル・ボックスセットが発売されるそうですが、これがとんでもないボリューム。
■ Merge Records - SCORE! Merge is 20!
内容は、14アーティストが手がけるコンピレーションCD(アートワークやおまけ付き)、リミックス曲集、カバー曲集、レーベルから過去に発売されたシングル盤のジャケットデザイン集、「SCORE!」専用のボックス。そのほかに、Scharpling and Wursterというデュオの爆笑コメディCDもついてくるとか。どうしてコメディなのかと思ったら、この2人組の正体はSuperchunkのドラマーのJon Wursterと、「名探偵モンク」の脚本家として知られるTom Scharpling。
「SCORE!」は店売やデジタル・リリースの予定は無く、Merge Recordsのオンライン・ショップでの申し込みのみ。今月はまず最初にコンピレーションCD2枚が購入者の下へ配送される予定。スケジュールについては専用のブログが開設されていますのでここでチェックしましょう。最新のニュースによるとThe Shinsもカバー曲集に参加したとか!
予約受付は先日11日で一旦締め切られていますが、現在も購入は可能のようです。ただし価格は199ドル。去年の11月16日までに予約してたら179ドルだったみたい。1年を通してCDが送られてくるなんてちょっと面白いし、内容も興味あるし、このボリュームなら2万円弱でも安いかなぁ…懐に余裕のある方はいかが?
リミックスには我らがTortoiseのマッケンタイア先生、カバー曲集にはDeath Cab For Cutie、The New Pornographers、Quasiなど魅力的な面々。
【14 Curated Compilation CDs】
Peter Buck、David Byrne、David Chang、Marcel Dzama、Zach Galifianakis、Georgia Hubley、Miranda July、Jonathan Lethem、Phil Morrison、Amy Poehler、Alex Ross、Marjane Satrapi、Kara Walker、Andrea Zittel
【The Merge Remix CD】
Battles、Caribou、Jason Forrest、Hands Off Cuba、Kieran Hebden (Four Tet)、Junior Boys、John McEntire、Barbara Morgenstern、Mark Robinson、Trey Told'En (Gregg Gillis&Frank Musarra)
【The Merge Covers CD】
Apples In Stereo、Bright Eyes、Broken Social Scene、Bill Callahan、Laura Cantrell、Death Cab For Cutie、Dirty Projectors、Calvin Johnson、Ted Leo & RX、Lavender Diamond、Les Savy Fav、Barbara Manning、The Mountain Goats、The National、The New Pornographers、Okkervil River、Quasi、Times New Viking、Tracey Thorn & Jens Lekman
Jagjaguwar(レーベル探訪 No.04)
なんと1年2ヶ月ぶりにお送りするのは、自称、”Independent Music サポーター”が不定期で紹介するシリーズ、「レーベル探訪」の第4回目。
数日前に記事で新曲を紹介したBon Iverが、この「Jagjaguwar」の所属アーティストでした。あれ?Ladyhawkeもこのレーベルだっけ?と思ったら同名のバンドでした。あちらとは似ても似つかぬおっさんぶり。
■ JAGJAGUWAR
アメリカはインディアナ州、ブルーミントンを拠点とするJagjaguwar。現在お抱えのアーティストは、
Besnard Lakes、The Black Mountain、Bon Iver、Dead C、The Julie Doiron、Ladyhawk、Lightning Dust、The Lord Dog Bird、Minus Story、Monroe Mustang、Nagisa Ni te、Odawas、Okkervil River、Oneida、Parts & Labor、Pink Mountaintops、Skygreen Leopards、The Spokane、Sunset Rubdown、Swan Lake、Wilderness、Will Sheff、Women、Richard Youngs
The Black Mountain、Okkervil River、Odawasなども、お気に入りのMP3系ブログで何度か目にしたことのある名前。なるほど、Jagjaguwarって中堅なんですね。
このレーベルのウェブサイトでは、MP3音源や動画を大量に公開しています。
■ JAGJAGUWAR MP3's
刺激的!って感じではないけれど、地味ぃなテンポのポップ~ローファイでストレートなロックがメイン。そして、無駄に動画の画質が高い。10月にCDリリースしたばかりのWomenってのがなかなか良いですね。
「For Emma, Forever Ago」/ Bon Iver
release : Feb, 2008
「In The Future」/ The Black mountain
release : Jan, 2008
「The Stand Ins」/ Okkervil River
release : Sep, 2008
「Women」/ Women
release : Oct, 2008
[MP3を再生する]
Women「Black Rice」
Women「GroupTransportHall」
Thrill Jockey Recordsからスペシャルなアドベント・カレンダー
シカゴのレーベル、Thrill Jockey Recordsのウェブサイトで、アドベント・カレンダーにちなんだスペシャル・コンテンツ「2008 Advent Calendar Free Surprises Every Day!」を公開中。
12月1日から24日まで、毎日1枚ずつカードをめくっていくと・・・
フリーMP3ファイルがプレゼント。
今日までの音源をまとめてみると、
12/1
High Places - "From Stardust to Sentience" from the album High Places on Thrill Jockey.
12/2
Occidental Brothers Dance Band International - "Komokosaka Te Na Basi" from their self-titled, self-released album.
12/3
The Dead Science - "Make Mine Marvel" from the album Villainaire on Constellation Records.
12/4
My Moon Boots - "Messages From Water Pt. 1 & 2" from the album Vosotros Presents : The Lazy Susan on.
12/5
Beaten by Them - "The Asiatic Capital Vista" from the album Signs of Life on Logicpole.
12/6
Ala Muerte - "Choose Your Own Ending" from the album Santa Elena on Public Guilt.
12/7
Vincent Black Shadow - "Shamanix" from the album More Deeper on Heart Break Beat.
12/8
Boston Spaceships - "Go For The Exit" from the album Brown Submarine on Guided By Voices Inc.
12/9
The Coctails - "First Snowfall" from the box set Popcorn Box on Carrot Top Records.
12/10
David Greenberger & Birdsongs Of The Mesozoic - "How Records Are Made" from the album 1001 Real Apes on Duplex Planet.
先に開けてみたくなっても、ぐっと我慢しましょう。
Thirll Jockey Recordsの新譜いろいろ。
"High Time" / Pit er Pat
label : Thrill Jockey Records
"Car Alarm" / The Sea and Cake
label : Thrill Jockey Records
"High Places" / High Places
label : Thrill Jockey Records
"The Mighty Ship" / Angela Desveaux
label : Thrill Jockey Records
"Sun On Sun" / Pontiak
label : Thrill Jockey Records
"Remember" / The Fiery Furnaces
label : Thrill Jockey Records
"Kale" / Arbouretum - Pontiak
label : Thrill Jockey Records