Various Music/Bands: 2009年6月アーカイブ
Tiny Vipers「Life On Earth」
Sub Pop Records所属の女性シンガーソングライター、Tiny Vipersの2ndアルバム「Life On Earth」が7月7日にリリースされます。
Sub Popの公式ウェブサイトで、このアルバムからの新曲「Dreamer」が公開されています。こういう少し陰のあるような歌声の女性は好み。無彩色の背景に紅が仄かに散りばめられたデザインのアルバムジャケットもとても素敵。
USロック・ファンならばご存知、トンデモCoolなDVD「Burn To Shine」シリーズの第5弾「Burn To Shine Seattle」に彼女のライヴが収められているとか。その他の出演者は、Death Cab For Cutieのシンガー、ベン・ギバートに、Pearl Jamのエディ・ヴェダーによるウクレレ弾き語りですって?!
数年前にTortoiseやShellac、PonysやWilcoが出ていた第2弾「Chicago」をやっと入手して、うかうかとしていたら、第3弾は「Portland」編(The Shins! The Decemberists! Quasi!)、第4弾は「Louisville」編(Will Oldham! Shipping News!)・・・うにゃー!
[MP3]
Tiny Vipers 「Dreamer」
Tiny Vipers 「On This Side」
[関連したサイト]
■ Sub Pop Records - Tiny Vipers
■ Tiny Vipers - MySpace
■ TRIXIEDVD - BURN TO SHINE
release : Jul, 2009
Label : Sub Pop
「Burn to Shine Vol. 5: Seattle, WA 01.27.07」(DVD)
label : Trixie
屋外の公園や街中の路地、時には商店や車の後部座席という狭い場所で、ミュージシャンが持ち歌を演奏する粋なアンプラグド・ライヴと言えば、「Take Away Show」や「Black Cab Sessions」が有名ですが、聞くところによると似たような企画モノが他にも色々あるとか。
今日紹介するコレなんかは「ウクレレを使う」という制約だけで、シチュエーションは何ら変わらないのですが、大好きなVetiverとBishop Allen、Krystle Warrenが出てたのでー、っていう見事な釣られっぷり。
■ La Soir.de - Ukulele Sessions
6月23日に発売される、Tortoiseの最新アルバム「Beacons Of Ancestorship」。
Thrill Jockey Recordsの公式ウェブサイトで、アルバム全11曲のストリーミング試聴がスタートしています。
未聴だった9曲を通して聴いてみて、過去のアルバムと照らし合わせてみると、質感は98年にリリースされた「TNT」、トーンは「Its All Around You」に近い。巧い具合に新旧の雰囲気が相まった形に仕上がったようです。
先にPitckforkなどで公開されていた「Prepare Your Coffin」の音の印象から、今回はハードコアもあり?って感じでしたが、6曲目「Yinxianghechengqi」がずばりそれ。そして続く7曲目「The Fall Of Seven Diamonds Plus One」、8曲目「Minors」、9曲目「Monument Six One Thousand」の流れが素晴らしい。ドラマティックで映画音楽さながらのフレーズが良いですね。これこそ正統派のTortoiseサウンド。
Tortoiseといえば、各々のアルバム最後の曲に名曲が多いですよね。「Its All Around You」では「Salt The Skies」、「Standards」では「Speakeasy」、「TNT」では「Everglade」。作品の終幕に相応しい、印象に強く残る豊かな音感の楽曲ばかりです。今回のラストは11曲目「Charteroak Foundation」。 うーん良い・・・。
(聴けないときは何度かリロードしてみて下さい)
公式サイトの情報によると、MP3クーポン付きのLP盤はすでに完売。CDは13ドル。予約購入特典に17インチ×24インチの「Beacons Of Ancestorship」オリジナルポスターが付いてきます。
[関連したサイト]
■ Beacons Of Ancestorship by Tortoise - Thrill Jockey Records
■ Tortoise - MySpace
「Beacons Of Ancestorship」/ Tortoise
release : 23 June, 2009
label : Thrill Jockey Records
- High Class Slim Came Floatin' In
- Prepare Your Coffin
- Northern Something
- Gigantes
- Penumbra
- Yinxianghechengqi
- The Fall Of Seven Diamonds Plus One
- Minors
- Monument Six One Thousand
- de Chelly
- Charteroak Foundation
これはもう、ヘッダに描いたRadioheadの5人を消して、Fleet Foxesの5人を描けよって勢い?
先日、イギリスの音楽雑誌「Mojo」主催のMojo Awardにおいて、Fleet FoxesがBest Live Act 部門の最優秀バンドに選ばれました。おめでとうございます。
(source : Sub Pop)
こちらでバックステージの写真を見ることが出来ます。やっぱり長髪の時がかっこよかったよ、ロビン・・・。
「世界でもっとも素晴らしいライヴ・バンドのひとつ」と評されたFleet Foxes。これは、今回同じBest Live Act 部門にノミネートされながらも敗れたRadioheadに対しても前からよく使われていた賞賛の言葉だけれど、世代交代の空気を感じさせる要因にトムの中年腹を思い出しちゃう己は悪いコ??
では、その「Best Live Act」を見てみましょう。
ff RockPfes 1 from FMusic on Vimeo.
比較するにしてもキャリアに差がある2者。上のFleet Foxesと同じ年にあったライヴを。 いやもう、「Nude」を除けるとかお話にならない。
Vetiver「Strictly Rule」& In-Store Show.
Fleet Foxes好きに全力を持っておすすめするVetiver。レーベルのSub Pop Recordsのウェブサイトで、2月にリリースされた新アルバム「Tight Knit」から新しい音源が公開されています。
また、トロントのレコードショップ、Sonic Boom Record Storeでのインストアライヴの様子がYouTubeにアップされていました。
[MP3]
Vetiver 「Strictly Rule」
「Tight Knit」/ Vetiver
release : 17 Feb, 2009
label : Sub Pop Records
Yo La Tengoの新作アルバム「Popular Songs」が9月にリリース。
Yo La! Yo La! Yo La!
なんてグッド・タイミング! ちょうど今週、Yo La Tengoの2000年のアルバム「And Then Nothing Turned Itself Inside-out」を聴きたい気分になって、整理したばかりのCD棚から引っ張り出して聴いていたところだったのです!(CD棚はアーティスト名順から、ジャンル別に並べ替えました) これも虫の知らせってやつなのでしょうか。
Yo La Tengoの新作アルバムのタイトルは「Popular Songs」。
所属レーベルのMatador Recordsでは、このアルバムから「Periodically Double Or Triple」のMP3音源が公開されています。
(source : CD Journal.com)
[MP3]
Yo La Tengo 「Periodically Double Or Triple」
[関連したサイト]
■ Yo La Tengo(公式ウェブサイト)
■ Yo La Tengo - MySpace
■ Matador Records
[ミュージックビデオ]
こういうアホなビデオは大好き。
Sweet Billy Pilgrim「Twice Born Men」
休日は恒例の「記事にするかも」フォルダの棚卸し。
このブログでは滅多に登場しないイギリスはロンドン出身である3人組バンド、Sweet Billy Pilgrim。
3月に2ndアルバム「Twice Born Men」をDavid Sylvianのレーベル、Samadhisoundからリリースしています。公式ウェブサイトではこのアルバムから「Truth Only Smiles」の音源がフリーで公開されています。
2007年にリリースされた1stアルバムは、国内盤がすでにP-Vineから発売されていたようで、この公式サイトも丁寧に日本のユーザーのために一部パッチがついています。
メロディラインの展開や小奇麗にまとめられたミックスはいかにもUK。優美でしっとりとした音景が魅力的。デイヴィッド・シルヴィアンのレーベルからというのも納得がいきます。曲によってはバンジョーがあったり、リズムや音色の使い方がUS音楽を思わせるところも。
全体の印象としてはSparklehorseあたりが近いかな。最近は「もうイギリスには帰らん!」とアンチUKを公言していますが、こういうのは嫌いじゃない。
[MP3]
Sweet Billy Pilgrim「Truth Only Smiles」
[関連したサイト]
■ Sweet Billy Pilgrim - MySpace
■ Sweet Billy Pilgrim(公式ウェブサイト)
■ Samadhisound
「Twice Born Men」/ Sweet Billy Pilgrim
release : Mar, 2009
label : Samadhisound
The Wooden Birds「Magnolia」
USインディーズロック・ファンには御馴染み、American Analog Setのシンガー Andrew Kennyが立ち上げた新バンド、The Wooden Birds。先月にBarsuk Recordsからデビューアルバム「Magnolia」をリリースしています。メンバーはAndrewのほか、Chris Michaels, Leslie Sisson, Sean Haskins, Jody Suarezの計5人。
アコースティックギターがメインの、素朴なメロディライン。ミディアムテンポで流れて実に柔らかな印象。AASから継承される、肩の力の抜けた優しい歌声は包容力があって、うーん癒されます。
MySpaceのアーティストページでは新作から2曲が公開、4月30日に放送されたNPRの番組「World Cafe」では「False Alarm」と「The Other One」の2曲を高音質で聴く事が出来ます。
[ストリーミング]
The Wooden Birds「False Alarm / The Other One」Stream on NPR, World Cafe
[関連したサイト]
■ The Wooden Birds - MySpace
■ The Wooden Birds(公式ウェブサイト)
■ Barsuk Records
「Magnolia」/ The Wooden Birds
release : Apr, 2009
label : Barsuk Records