カテゴリ" 日々の書き付け"のブログ記事
事業仕分け最終日。で、漢方薬が保険適用外になるかもしれない。
今日、たまたまこちらのブログ記事に行き当たって、このニュースを知りました。
以下のリンクで、緊急の署名を募っています。
■ 漢方を健康保険で使えるように署名のお願い
[記事]
■ 薬事日報ウェブサイト : 【日本東洋医学会など4団体】漢方製剤の「保険外し」反対で署名活動
■ 薬事日報ウェブサイト : 【ツムラ・芳井社長】漢方薬の“保険外し”に反発‐「事業仕分け」の結論を一蹴
[関連サイト]
■ 社団法人日本東洋医学会
■ 自然と健康を科学する 株式会社ツムラ
うーん、それにしても何だか…もっとおかしな方向に舵を取ろうとしてないかい、この国は?
資料展「武満徹の世界」@福岡けやき通り
福岡市のけやき通り沿いにある「カフェ・ド・カッファ」にて開催中です。
この前の休日、部屋が寒かったのでここへ本を持って避難。お気に入りのカフェが生活のなかにひとつあるのは良いですね。このお店はビルの2階にあり、ガラス窓は交通量の多い通り側とは反対で、それもぽかぽかと暖かい南向き。行ったその日は偶然にもその小さなテーブル席が空いていて、おおー生き返る~植物のように光をたっぷり吸収してきました。
資料展の開催期間は今月31日まで。また、翌月の11月2日(月)は、小学館から発行された「武満徹全集」の元編集長、大原哲夫氏を招いて講演会を催すそうです。19時からスタートで会費は2千円(コーヒー付き)。 2日の夜は空いてるなぁ、余裕があれば行くかも。
資料展ということで店内には武満徹のCD、レコードジャケット、「武満徹全集」の表装を飾った画家の堀越千秋氏や、全集を手がけた大原哲夫氏の絵画作品が展示されていて、本棚には武満さんの著作に縁のある人々の本(小澤征爾、鈴木大介、イサム・ノグチ、谷川俊太郎、黒澤明、大江健三郎、和田誠など)、そのほか、雑誌やコンサートのパンフレットなど資料がたくさんあります。BGMはもちろん武満さん。
とここまで熱心な風に書いてみたけど、特別、武満徹ファンというわけでもない。持ってるCDもナクソスのものだし…。だけど、癖があってとっつきにくい現代クラシックの印象を変えてくれた音楽家のひとりです。楽曲のタイトルが幻想的で好き。
武満徹:鳥は星形の庭に降りる 他/ 武満徹、ボーンマス交響楽団、オールソップ
rebel : Naxos
1. 精霊の庭 / 2. ソリチュード・ソノール / 3. 訓練と休憩の音楽 『ホゼー・トレス』より(3つの映画音楽) / 4. 葬送の音楽 『黒い雨』より(3つの映画音楽) / 5. ワルツ 『他人の顔』より(3つの映画音楽) / 6. 夢の時 / 7. 鳥は星形の庭に降りる
或る秋晴れの日のブックリスト:チェーホフ、ジョイス、北山修。
本日は恒例となりました「休日まとめて更新日」。せっかくの良いお天気なのに、悲しきは風邪症候群。薄っぺらい鼻水がスルスル止まりません。ちょっと喉も痛いし…。今朝、毛糸の靴下に出動を要請しました。
前に会社で「風邪を引いたとき、どうやって治してる?」という話題になったときに、「ビールを飲む!」という男性がいたなぁ。アルコールの摂取による血管の膨張、血流量上昇の結果体温を高めて一気に回復を狙うという、野蛮な強気な自家療法。でも一理あるよな。じゃあ己はこの前買ってきた日本酒で!
って酒飲みキャラをこんな過疎地で確立させてもメリットは微塵も無い。慌てず騒がず、あったか~くして安静に。これ基本。以下、寝転んで読むためのブックリスト。それにしてはやけに小難しいそうな本? 図書館ユーザゆえ、いつも期限日に追われているのだ。
「チェーホフ 短篇と手紙 (大人の本棚) 」: 夏のおわりに東京へ転居した知人との久々のやりとりのなかで、おすすめの演劇を訊かれ「子供のためのシェイクスピアカンパニー」を推しておきました。山崎清介さんの声が好きです(福岡出身とは知らなかった!)。久しぶりに公式サイト見たら、へー、チェーホフもやるんだぁということでこれをチョイス。結構前に読了していた短編がほとんどなのだけど、あれ、「ヴェーロチカ」って当世流行の「草食系男子」のハナシ?
「ダブリナーズ (新潮文庫) / 柳瀬 尚紀 」: そもそも、ジョイス読むぞ!と決めたとき、最初に「ユリシーズ」を選んでしまった情報弱者。文庫の二巻が貸し出し中だったのを言い訳に寄り道中。というか、こっちが本筋。
「こころを癒す音楽 」: 加藤和彦さんの自殺のニュースを知った後、音楽に詳しい人からザ・フォーク・クルセダーズで一緒だった、精神科医で作詞家の北山修さんという人の話を聞く。その北山さんをはじめ、精神科医や臨床心理士など心理学のプロフェッショナルらがマイ・ヒーリング・ミュージックをひとつ挙げて語るというもの。ショパンの「ノクターン」から「イパネマの娘」、「贈る言葉」まで幅広い。借りてきたばかりの本だけど、これは何だか良作の予感。
追記あります。私的なネタで恐縮ですが。
旅行かばんの中の一冊、押井守「凡人として生きるということ」
4日、5日は仕事で上京していました。5日は、猫好きには有名らしい谷中へ初めて行ける機会があったのに、書店をいくつか回るうちに今回もやっぱり時間切れ!! バタバタとモノレールに乗り込むのでした。
この間までスタジオジブリのプロデューサー、鈴木敏夫氏の本「仕事道楽―スタジオジブリの現場 (岩波新書)」 を読んでいた流れで、今回の道中に携えていった本はこちら。(が、帰りの飛行機は悪天候で揺れて、飛行機ニガテな己は本など読む気持ちの余裕はなかったのでした。もう空はやだ >< )
『「正義の戦争」と「不正義の平和」』という後藤隊長の台詞が印象に残る名作「機動警察パトレイバー 2 the Movie」を筆頭に、「パトレイバー」シリーズや映画「攻殻機動隊」「イノセンス」など、作品の世界観とシナリオに含まれる独特の社会的表現と真摯な作品づくりで、己も大好きなアニメーション映画監督、押井守氏の本です。「オヤジ論」「自由論」「勝敗論」「セックスと文明」「コミュニケーション論」「オタク論」「格差論」の7つの章で構成。第二章の「自由論」の一遍、「すり寄る子犬を抱きかかえよ」という項。「子犬」にしちゃうところが犬好きの押井さんらしい例えだ。
「自由」「不自由」の違いって簡単に言えば、「自分が楽しいかそうじゃないか」ということだと思うのだけれど、例えば自分に近寄ってきた幼い捨て犬がいたとして、拾って飼い始めてから先の生活の変化は実際、肉体的にも精神的にも負荷になることがあるかもしれない。けれど他者の人生に関わることについて、まだ実感もしていない先の不安や苦労、不自由を考えて、その機会を避ける方の選択は結果停滞したままで何も生み出さないし、それってつまらないんじゃないの? そんなことよりも、関わり合いのなかで得られた大小の豊かさを意識したほうが楽しい、それこそ「自由」ってことなんじゃないの? という話。まだ半分も読んでいないけど、☆4つ。鈴木さんにしろ、押井さんにしろ、ものづくりに携わる挑戦者の話は面白い。
猫占いで息抜き。
(Image / Flickr : Dan Hershman)
あー肩と首が痛い痛い痛い。多分、枕が合っていないせいでしょう。
ここ数日間、痛み止め飲んで仕事しているくらいだもの。クセになっちゃ困るけど、やっぱりいくらか楽にはなるんだよなー。
枕、といえば思い出すのは、実家の一番年長の猫「しゃちょう」。枕を使って寝ます、彼女。 夜は大概、己の部屋に押し入り(扉を「ガーリガーリ」「ドンッドンッ」)、お前の布団の中に入れろと濡れた鼻を押付けてきて、しつこく催促します。一つの枕に己の頭と猫の頭。お互いの顔を向かい合わせて、うとうとしてたりすると彼女の寝息がプスープスーと小さく聴こえたりして(鼻炎?)。あの時間も猫飼いならでは至福。
マイミクさんのとこで見つけた「猫占い」。己は「メインクーン」でした。メインクーン(上の写真)と言えば、アメリカのトラック野郎に一番似合うと言われる大きな体に豊かな毛並みと、気品を兼ね備えた美しき猫ですね。「とっつきにくく」って…あ、これはよく言われるわー。
メインクーンさんのあなたは、古風さと斬新な発想をあわせ持つバランス感覚溢れる人です。礼儀正しいうえに積極的なので、誰とでも交流を深めることができます。
それゆえ、どこに行っても人気者のあなた。周りには自然と人が集まります。また、自信に溢れたあなたの発言には説得力があり、安心感を与えます。その威厳あるオーラが、とっつきにくく思わせることもありますが、内面は非常に気さくなので打ち解けるのに時間を要しません。
好奇心も旺盛なので、あらゆることに興味を持ち、知識を得ようとする努力家の面も。アイディアが豊富で、新しいことにチャレンジする意欲もあるので、細かいチェックさえ怠らなければ、事業などで大成するでしょう
ちなみに血液型と合わせて占う「猫占い」もあります。こちらだと「ジャパニーズボブテイル」。
ジャパニーズボブテイルさんは、とても純粋で、やさしい人です。
美しいものがとても好きなようです。なににたいしてもやさしく接しているようです。
ピンチのときは、冷静になって物事を判断できるようです。
でも、時々つかれているようです。たまには休みをとりましょう。
「美しいもの」は大好きです。内容はこっちのほうが合っているような気もするが、血液型の占いは興味なし。
キュートな尾無し三毛も、優美な長毛種の猫もどっちもすてきですね。
風向きはどちらだ?(個人的備忘録)
なんと、なんと。
■ 値段は本屋さんが決めて… 値引きOK本、異例の出版(asahi.com/ 朝日新聞社)
■ 講談社などの雑誌、携帯で有料配信へ(J-CASTニュース)
■ 筑摩書房など 8 社、書店にも返品コストを負わせる新たな書籍流通方式を導入(スラッシュドット・ジャパン)
■ 郷好文の“うふふ”マーケティング:出版不況を生き抜く、新しいビジネスモデルを考えよう(Business Media 誠)
■「出版」「書店」のはてなブックマーク。
今読んでいる本。
「銀の匙 (岩波文庫)」、
「心洗われる話 (ちくま文学の森)」、
「詩の両岸をそぞろ歩きする―江戸と、フランスから」、
「寺田寅彦全集 第二巻 随筆」
。
Book-a-Holic
最近、良い音楽が少なくなってきたなぁと感じていたら、やって来ました、活字中毒再び。
といっても、最近の文芸書にはまったく食指が向かず、相変わらず本邦近代もの漁っていまして、ちくま文庫には大変お世話になっています。
文庫の話で思い出すのは、「出版社別に本が並んでいるのはおかしいんじゃないの?」というご意見をいただいたことがありまして、実際に文庫・新書売り場を一般書のように、出版社関係無しに全部ジャンル別、作者名順にしちゃったらどうなるんでしょうね。
商品の配架と管理の作業は簡単なようで重大な仕事。本屋には目的買いのお客以上に、ぶらり立ち寄り型のお客さんの方が多い。「必要な本」と「欲しい本」っていうのは別なんですね。何か必要な本を買いに来ても、その本の横に何か面白そうなものがあればすっと手が伸びる。文庫本ならばそんな高いもんじゃないので尚のこと。
人間関係でもいえる事ですが、何か少しでも自分の欲求に沿う反応を相手に見ることが出来たら、興味がぐんぐんと湧いてくる。「如何にウチのファンを作るか!」 これが目下の課題であります。常連さんをつくるのはどこの小売業でも基本のキですね。そこで試されるのは棚担当者の選書眼。扱うモノがモノだけにここは知識量&知的センスを要求されます。あからさまなテーマではなくて、ひとつ捻りのきいたような「いき」なエンド台を発見すると担当者の個性が見えてくるようでわくわくしますね。・・・ただその感動も客目線のときだけであって、実際選書の段階となると、あーでもないこーでもないと薄っぺらな脳みそ絞ってますが。
担当者の仕事はその個性を積極的に出していかねばならないとの同時に時勢も読むべきなのは当然で、何よりも情報の正確さが要求されますので、決して独善的に気分でやる仕事ではないのですが、精神医学の平台で好調の「うつ病診療Q&A 」(日本医事新報社)の横に、既刊の「これだけは知っておきたい女性とうつ病 」(医薬ジャーナル社)をふと置いたら、ぽつぽつ売れて、思いがけぬ反応を得て嬉しい反面、己の精神状態をあらわしたような商品でこりゃ何だかナー・・・という今日はそんなお話。
最近買った、または購入予定の猫の本。
「ネコ 立ちあがる―ニッポンの猫写真集」
長崎県がないだと・・・? 「神様」イワゴウさんは是非雲仙の地獄温泉猫に会ってきて下さい。あいつら元気かな?
「梶井基次郎全集 全1巻 (ちくま文庫)」
「檸檬」とともに収録されている「愛撫」は猫の手で化粧する女の話。夢といっても女は残酷だねーとにゃんこの柔らかい肉球を瞼に押しあててみる。あれは猫飼いならではの至福ですね。
「0.1」×10回=「1」
15日の深夜、NHK BS-hiで見た番組「小林賢太郎テレビ」。
放送された内容は、ラーメンズの小林賢太郎氏がソロでやっているパフォーマンス「ポツネン」の、番組のためのオリジナルコントと、そのドキュメンタリー。
好きなんですけど、ラーメンズはテレビにも出ないし、ライヴはチケット即完売。なので、たまにNHKの深夜番組で放送されるのを見るくらい。本公演は映像で「TEXT」と「アリス」を見ました。
あの小林賢太郎という人の目つきは真っ直ぐでとても良い。子供のようにきらきらしていて、本人が楽しんでいることがとても伝わってくる。表現者ってそれが一番大事だと思います。
そのドキュメンタリーでの小林氏の言葉。メモしていないので大まかですが・・・
「0から1を作り出すのは難しい。でも必死になれば、0.1くらいはなんとか出来る。それを10回繰り返せば良いだけ」
ラーメンズの舞台を見ていて、「小林さんは天才型」だと最初はそう思っていた。しかし、15日に見た番組のラストでの小林さんの姿と、そしてこの言葉で先入観を見事に覆されました。エンターテイナーでもミュージシャンでも作家でも何でも、凡才の目から見た「非凡なカリスマ」たちの、一歩先行く閃きや感性、そして存在感の下敷きに在るもの。それは探究心と不屈の精神。
この番組、2月22日に再放送が決定していますので、そのラストとか、気になる方は要チェック願います。
ラーメンズの本公演は、待望の新作「#17 Tower」が今春からスタートすることが決定しています。
■ KENTARO KOBAYASHI WORKS:小林賢太郎のしごと
■ RAHMENS
ところで「小林賢太郎テレビ」の番組では、Penguin Caffe Orchestraの音楽がずっと使われていましたね。小林さんがお好きなのでしょうか。
ラーメンズ第16回公演『TEXT』 [DVD]
発売:ポニーキャニオン
ラーメンズ 第15回公演 「アリス」 [DVD]
発売:ポニーキャニオン
ペンギン・カフェ・オーケストラ-ベスト- / ペンギン・カフェ・オーケストラ
release : 2007
label : エイベックスMC
この曲は使われていなかったと思う・・・P.C.O.の音楽久しぶりだったので、このベスト盤を今聴いています。