[naku-yoru] :: DIARY: 日々の書き付け: 2009年10月アーカイブ

日々の書き付け: 2009年10月アーカイブ

福岡市のけやき通り沿いにある「カフェ・ド・カッファ」にて開催中です。

この前の休日、部屋が寒かったのでここへ本を持って避難。お気に入りのカフェが生活のなかにひとつあるのは良いですね。このお店はビルの2階にあり、ガラス窓は交通量の多い通り側とは反対で、それもぽかぽかと暖かい南向き。行ったその日は偶然にもその小さなテーブル席が空いていて、おおー生き返る~植物のように光をたっぷり吸収してきました。

資料展の開催期間は今月31日まで。また、翌月の11月2日(月)は、小学館から発行された「武満徹全集」の元編集長、大原哲夫氏を招いて講演会を催すそうです。19時からスタートで会費は2千円(コーヒー付き)。 2日の夜は空いてるなぁ、余裕があれば行くかも。
資料展ということで店内には武満徹のCD、レコードジャケット、「武満徹全集」の表装を飾った画家の堀越千秋氏や、全集を手がけた大原哲夫氏の絵画作品が展示されていて、本棚には武満さんの著作に縁のある人々の本(小澤征爾、鈴木大介、イサム・ノグチ、谷川俊太郎、黒澤明、大江健三郎、和田誠など)、そのほか、雑誌やコンサートのパンフレットなど資料がたくさんあります。BGMはもちろん武満さん。

とここまで熱心な風に書いてみたけど、特別、武満徹ファンというわけでもない。持ってるCDもナクソスのものだし…。だけど、癖があってとっつきにくい現代クラシックの印象を変えてくれた音楽家のひとりです。楽曲のタイトルが幻想的で好き。

■ カフェ・ド・カッファ
■ 武満徹全集 - 小学館

takemitsutoru-album.jpg 武満徹:鳥は星形の庭に降りる 他/ 武満徹、ボーンマス交響楽団、オールソップ
rebel : Naxos
1. 精霊の庭 / 2. ソリチュード・ソノール / 3. 訓練と休憩の音楽 『ホゼー・トレス』より(3つの映画音楽) / 4. 葬送の音楽 『黒い雨』より(3つの映画音楽) / 5. ワルツ 『他人の顔』より(3つの映画音楽) / 6. 夢の時 / 7. 鳥は星形の庭に降りる

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本日は恒例となりました「休日まとめて更新日」。せっかくの良いお天気なのに、悲しきは風邪症候群。薄っぺらい鼻水がスルスル止まりません。ちょっと喉も痛いし…。今朝、毛糸の靴下に出動を要請しました。
前に会社で「風邪を引いたとき、どうやって治してる?」という話題になったときに、「ビールを飲む!」という男性がいたなぁ。アルコールの摂取による血管の膨張、血流量上昇の結果体温を高めて一気に回復を狙うという、野蛮な強気な自家療法。でも一理あるよな。じゃあ己はこの前買ってきた日本酒で!

って酒飲みキャラをこんな過疎地で確立させてもメリットは微塵も無い。慌てず騒がず、あったか~くして安静に。これ基本。以下、寝転んで読むためのブックリスト。それにしてはやけに小難しいそうな本? 図書館ユーザゆえ、いつも期限日に追われているのだ。

チェーホフ 短篇と手紙 (大人の本棚) 」: 夏のおわりに東京へ転居した知人との久々のやりとりのなかで、おすすめの演劇を訊かれ「子供のためのシェイクスピアカンパニー」を推しておきました。山崎清介さんの声が好きです(福岡出身とは知らなかった!)。久しぶりに公式サイト見たら、へー、チェーホフもやるんだぁということでこれをチョイス。結構前に読了していた短編がほとんどなのだけど、あれ、「ヴェーロチカ」って当世流行の「草食系男子」のハナシ?

ダブリナーズ (新潮文庫) / 柳瀬 尚紀 」: そもそも、ジョイス読むぞ!と決めたとき、最初に「ユリシーズ」を選んでしまった情報弱者。文庫の二巻が貸し出し中だったのを言い訳に寄り道中。というか、こっちが本筋。

こころを癒す音楽 」: 加藤和彦さんの自殺のニュースを知った後、音楽に詳しい人からザ・フォーク・クルセダーズで一緒だった、精神科医で作詞家の北山修さんという人の話を聞く。その北山さんをはじめ、精神科医や臨床心理士など心理学のプロフェッショナルらがマイ・ヒーリング・ミュージックをひとつ挙げて語るというもの。ショパンの「ノクターン」から「イパネマの娘」、「贈る言葉」まで幅広い。借りてきたばかりの本だけど、これは何だか良作の予感。

追記あります。私的なネタで恐縮ですが。

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4日、5日は仕事で上京していました。5日は、猫好きには有名らしい谷中へ初めて行ける機会があったのに、書店をいくつか回るうちに今回もやっぱり時間切れ!! バタバタとモノレールに乗り込むのでした。

この間までスタジオジブリのプロデューサー、鈴木敏夫氏の本「仕事道楽―スタジオジブリの現場 (岩波新書)」 を読んでいた流れで、今回の道中に携えていった本はこちら。(が、帰りの飛行機は悪天候で揺れて、飛行機ニガテな己は本など読む気持ちの余裕はなかったのでした。もう空はやだ >< )

bonjintoshite-oshiibook.jpg「凡人として生きるということ (幻冬舎新書)」/ 押井守

『「正義の戦争」と「不正義の平和」』という後藤隊長の台詞が印象に残る名作「機動警察パトレイバー 2 the Movie」を筆頭に、「パトレイバー」シリーズや映画「攻殻機動隊」「イノセンス」など、作品の世界観とシナリオに含まれる独特の社会的表現と真摯な作品づくりで、己も大好きなアニメーション映画監督、押井守氏の本です。「オヤジ論」「自由論」「勝敗論」「セックスと文明」「コミュニケーション論」「オタク論」「格差論」の7つの章で構成。第二章の「自由論」の一遍、「すり寄る子犬を抱きかかえよ」という項。「子犬」にしちゃうところが犬好きの押井さんらしい例えだ。

■ 押井守 - Wikipedia

「自由」「不自由」の違いって簡単に言えば、「自分が楽しいかそうじゃないか」ということだと思うのだけれど、例えば自分に近寄ってきた幼い捨て犬がいたとして、拾って飼い始めてから先の生活の変化は実際、肉体的にも精神的にも負荷になることがあるかもしれない。けれど他者の人生に関わることについて、まだ実感もしていない先の不安や苦労、不自由を考えて、その機会を避ける方の選択は結果停滞したままで何も生み出さないし、それってつまらないんじゃないの? そんなことよりも、関わり合いのなかで得られた大小の豊かさを意識したほうが楽しい、それこそ「自由」ってことなんじゃないの? という話。まだ半分も読んでいないけど、☆4つ。鈴木さんにしろ、押井さんにしろ、ものづくりに携わる挑戦者の話は面白い。

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October 1, 2009

猫占いで息抜き。

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(Image / Flickr : Dan Hershman)

あー肩と首が痛い痛い痛い。多分、枕が合っていないせいでしょう。
ここ数日間、痛み止め飲んで仕事しているくらいだもの。クセになっちゃ困るけど、やっぱりいくらか楽にはなるんだよなー。

枕、といえば思い出すのは、実家の一番年長の猫「しゃちょう」。枕を使って寝ます、彼女。 夜は大概、己の部屋に押し入り(扉を「ガーリガーリ」「ドンッドンッ」)、お前の布団の中に入れろと濡れた鼻を押付けてきて、しつこく催促します。一つの枕に己の頭と猫の頭。お互いの顔を向かい合わせて、うとうとしてたりすると彼女の寝息がプスープスーと小さく聴こえたりして(鼻炎?)。あの時間も猫飼いならでは至福。

マイミクさんのとこで見つけた「猫占い」。己は「メインクーン」でした。メインクーン(上の写真)と言えば、アメリカのトラック野郎に一番似合うと言われる大きな体に豊かな毛並みと、気品を兼ね備えた美しき猫ですね。「とっつきにくく」って…あ、これはよく言われるわー。

メインクーンさんのあなたは、古風さと斬新な発想をあわせ持つバランス感覚溢れる人です。礼儀正しいうえに積極的なので、誰とでも交流を深めることができます。
それゆえ、どこに行っても人気者のあなた。周りには自然と人が集まります。また、自信に溢れたあなたの発言には説得力があり、安心感を与えます。その威厳あるオーラが、とっつきにくく思わせることもありますが、内面は非常に気さくなので打ち解けるのに時間を要しません。
好奇心も旺盛なので、あらゆることに興味を持ち、知識を得ようとする努力家の面も。アイディアが豊富で、新しいことにチャレンジする意欲もあるので、細かいチェックさえ怠らなければ、事業などで大成するでしょう

ちなみに血液型と合わせて占う「猫占い」もあります。こちらだと「ジャパニーズボブテイル」。

ジャパニーズボブテイルさんは、とても純粋で、やさしい人です。
美しいものがとても好きなようです。なににたいしてもやさしく接しているようです。
ピンチのときは、冷静になって物事を判断できるようです。
でも、時々つかれているようです。たまには休みをとりましょう。

「美しいもの」は大好きです。内容はこっちのほうが合っているような気もするが、血液型の占いは興味なし。
キュートな尾無し三毛も、優美な長毛種の猫もどっちもすてきですね。


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