[naku-yoru] :: DIARY
October 27, 2008

Radiohead来日公演の回想録。

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今月のRadiohead来日公演は、追加の分も含め合計6日間行われました。
己はそのうち、10月1日、2日の大阪公演と、10月7日の東京公演に行ってきました。

セットリストによると、己の行った3日間はAmnesiacの収録曲をいろいろとやってますね。びっくりしたのは、The Bendsに、Blow Out。どうして今、Blow Outなのだ?!
Blow Outといえば、ちょうど1年前、In RainbowがリリースされたときにJigsaw Falling Into Placeが何故かBlow Outという古い曲を思い出させた、という内容のレビューをこのブログに書いたのですが、いまだにどうしてこの2曲がリンクしてしまうのか・・・合わせて謎です。

ステージではMCなどは特に加えず、セットリストを次々に演奏していく。その間にもメンバー同士でアイコンタクトは欠かさない。
1日の大阪公演。センターマイクを挟んで向かい合うトムとジョニー。「せーのっ」ってときに客席から「ジョニー!」と女の子の声。「え、何か?」って感じで、まるで素の表情で振り向いてくれたジョニー。会場の緊張感が皆の笑いで緩む。トムはジョニーにマイクを差し出してフォローしてみたり。
特に7日なんか、トムがギターを交換したあとに「あ、ピックが無い。誰か貸して」といった様子でステージ中央でキョロキョロ。左右からエドとジョニーが近づいて、ジョニーがピックをトムに渡すものの、一度受け取ったのに「やっぱ返すわ。エド、貸してくれ」というやりとりがあって、笑いを誘う。(Blow Outのときだったかな?)
Jigsaw~の演奏前にはトム、ジョニー、エド、コリンの4人でわざとらしく円陣を組んでみたりして、まったくあのおじさんたちってば何やってんだか。

Pyramid SongやHow To Disappear Completelyでは、ステージのLED照明の美しい演出がバンドの演奏と歌を引き立てていて、本当に素晴らしかったですね。
来月、11月28日には、WOWOWで10月5日にさいたまスーパーアリーナで行われたライヴが放送されますので、楽しみにしていましょう。
WOWOW公式ウェブサイト内には、その番組「Radiohead Japan Tour 2008」の特設ページが5人の馬鹿でかい写真とともにオープンしています。
・・・って今見てみたら、11月28日の放送開始までのカウントダウンのスペシャルサイトも今月末から始めるそうで、祭りはまだまだ終わっとらんという話ですねー。

■10/1 @大阪市中央体育館
15 Step
There There
The National Anthem
All I Need
Talk Show Host
Nude
Weird Fishes/Arpeggi
The Gloaming
Faust Arp
Videotape
Reckoner
Optimistic
Jigsaw Falling into Place
The Bends
Exit Music (For A Film)
Bodysnatchers

(Encore 1)

House of Cards
Climbing Up the Walls
Paranoid Android
Dollars and Cents
Everything in its Right Place

(Encore 2)

Pyramid Song
Lucky
Idioteque

■10/2 @大阪市中央体育館(この日は都合悪く、Idiotequeのあと途中退場)
Reckoner
Optimistic
There There
15 Step
All I Need
You and Whose Army
Weird Fishes/Arpeggi
The Gloaming
Videotape
Morning Bell
Faust Arp
No Surprises
Jigsaw Falling into Place
Idioteque
The National Anthem
Nude
Bodysnatchers

(Encore 1)

Airbag
Knives Out
Just
Where I End and You Begin
Planet Telex

(Encore 2)

Fog
Karma Police
Everything in its Right Place

■10/7 @東京国際フォーラム

All I Need
15 Step
The National Anthem
I Might Be Wrong
Nude
Pyramid Song
Weird Fishes/Arpeggi
Where I End and You Begin
Myxomatosis
Faust Arp
Kid A
Jigsaw Falling Into Place
Reckoner
Climbing Up The Walls
Exit Music
Bodysnatchers
How to Disappear Completely

(Encore 1)

The Gloaming
Videotape
Bangers & Mash
Idioteque
Street Spirit

(Encore 2)

House of Cards
Blow Out
True Love Waits→Everything In Its Right Place

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October 27, 2008

ブログの再開

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2ヶ月以上にもわたり、このブログを放置プレイしていましたが、ようやく、ぼちぼちとではありますが代替機によってネットワークに復帰することが出来ました。
正直言って、もうしばらく白いりんごはみたくない。

とりあえず、新しいスタートはRadioheadの来日公演の記憶を呼び覚ましてみようと思います。
10月1日、2日の大阪公演、10月7日の東京公演に行ってきました。

ssstage001.jpg Summer Sonicは悲しいかな、Radioheadの来日公演の思い出に上書きされてほとんど覚えていません・・・。
初めて間近に見たBand of Horsesが思ったよりずっと良かったこと、Paul Wellerの感動(ほんっとにカッコよかったよぅ!)のその反対側で、Death Cab For Cutieのぐだぐだっぷりがずっと尾を引いています。

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August 15, 2008

気がつけば、立秋。

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・・・って、寝過ごしたーっ!

なんてわけもなく、ちゃんと行ってきました、Summer Sonic 08 in Osaka。
トリはSonic StageのPaul Weller。
・・・なぜ貴方が「師匠」や「兄貴」と呼ばれているのか、このステージでわかりましたよ。

さて、8月も7日をすぎ、暦の上では秋。次は10月のRadioheadの来日公演。
サマソニの会場では、いまだにRadiohead大阪公演のチケット購入を必死によびかけていましたが・・・
ここに来て、まさかまさかの10月7日、10月8日の二日間の追加公演(東京)が決定!
しかも、7日はトムくんの40歳のお誕生日!

先行発売の抽選の結果、おかげさまで当選の報せを頂戴いたしまして、発券の日が楽しみであります。

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待望の音源が来たよー!

8月に5年ぶりとなるフル・アルバム「I'm not fine, thank you. and you?」のリリースが発表されている54-71。
新作は、エンジニアにスティーヴ・アルビニ、マスタリングにはボブ・ウェストンが参加。録音はシカゴにあるアルビニのスタジオ、エレクトリカル・オーディオ・スタジオ。
2004年にギターが一人抜け、シンセサイザーが導入されたりした時期の音はどうにも合わなくって、54-71からはしばらく離れていましたが、新作では録音&編曲の両翼に、USオルタナティヴ・シーンの魔王 Shellac のメンバーである二人が揃ったとのことで、久しぶりに過去のアルバムを引っ張りだして聴き直してみようか。
■ MySpace.com - 54-71
■ MySpace.com - contrarede(レーベル)

MySpace TVで、新アルバムからのミュージックビデオ「ugly pray」が先日より公開されています。(12月5日追記 / 配信エラーのため、動画を削除)

imnotfinethankyou.jpg 「I'm not fine, thank you. And you?」/ 54-71
label : Contrarede
release : Aug, 2008


trueman5471.jpg 「true man of no-doing」 / 54-71
label : BMG Japan
release : Jul, 2003


untitled5471.jpg 「Untitled」 / 54-71
label : Lastrum
release : Jul, 2002

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ついこの間、「House of Cards」のビデオを公開されたことを記事にしましたが、
7月19日付けの Radiohead.com/DEAD AIR SPACE では、トムによる投稿記事の中で最新ミュージックビデオ「House of Cards」の高画質ムービーファイルが無料でダウンロードできるようになっています。
ファイルはQuickTime形式、サイズは86.7MB。
Google Code や YouTube などウェブ上で公開された.flvムービーよりも格段に鮮明な画像。
青い粒粒で人物の眼球や目の辺りの筋肉の動き、歌っている時の唇、頬、顎の連動した動き方まで正確にフォローされています。確かにこういった技巧的なビデオは大きなサイズで見ないと面白さが伝わらないかも。
ダウンロードは下記のリンクからどうぞ。
■ Radiohead.com/DEAD AIR SPACE - HOUSE OF CARDS

以下は雑記。
RadioheadオリジナルSNS、w.a.s.t.e. central ですが、ジョニーのページにはお友達が1000人以上。さすが人気者。何気なく斜め読みしていたら、え?グレアム・コクソンが居る? その "Gra_Ham Cen_tral" と名乗っている人のページへお邪魔してみたら、いたいた!デーモンだ! で、「w.a.s.t.e.central で Blur 再結成だぁ!」なんて煽りを傍目に二人でけんかを始めています。
■ w.a.s.t.e.centarl - Jonny Greenwood

一方、お友達が一人っきりのトムのページには新たに写真が3枚追加、サイドバーには「robot reckoner celeste 2」という名前の音源が1曲追加されています。(ちなみにもうひとつの曲の方は、2007年大晦日のウェブキャスト「Scotch_Mist」のエンディングで使われていましたね)
コメント欄には相変わらず自分で書き込みを続けていて、今は日記のようになってしまっています。その最新の投稿は日付から推測しておそらく新しくアップした「robot reckoner celeste 2」の音の事を言ってるように思われます。下は適当に訳。原文はトムのページへ。
■ w.a.s.t.e.central - Thom Yorke



7月11日 午前9時48分:ツアー後、自宅にて休息。オピニオン・メイカーからの沢山の意見(ああ!)が待つ、雨振りのイギリスに戻った。
すてきなカップに入ったブラックコーヒー、少しのシリアル、そしてアイデアを書き留めている。
一日の始まり方にふさわしい。
素材を繋げてこれは!と思ったものとかを投稿してみた。けど、訳がわからなかった。
数週間でシカゴだ。x

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July 20, 2008

暑中見舞い:cool as a cucumber

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仕事の話ですが、先日、某出版社の営業担当M氏に2年ぶりにお会いした。
東京も福岡も気温は高いことにはかわりないが、湿度がまるで違いますねぇ。
などと言いつつ、M氏はスーツを着ていてもさほど不快そうに見えない。
”男前”標準仕様で生まれながらにして体温調節機能でも備わっているのだろうか。

梅雨明けもしたし、ここ1週間で夏らしさの頂点に達したような天気。
で、朝晩は火を使った調理を避けがち。コーヒーを煎れる為にコンロに火を入れるのにも一汗。
値段の割に味のしっかりしたキュウリを見つけて、これは最近嬉しかったことのひとつ。
「スーヨーキュウリ」という名前で、調べてみたら「四葉胡瓜」と漢字で書くそう。
「スーヨー」という響きとキュウリの青い風味とが相まって、実に爽やかなイメージ。
合わせて、知らなかったことはキュウリの花言葉。
「洒落」と「批判」。 ずいぶんと知的ですね。

「洒落」で思い出すのは、昔、「天才バカボン」の歌で「なすがままなら、キュウリはパパだ」というフレーズがあったけれど、あれが「成すがまま」と「ナスがママ」をひっかけた洒落だったということに気付いたのは多分大人になってからだ。バカボンのパパはキュウリじゃない、ジャガイモだよ!とガキであった己はあさっての方角に主張をぶつけていた。
キュウリっぽい人っていうのはぁ、細長くスマートでぇ、アクは強くないんだけど個性的な匂いがしてぇ・・・。

そうそう、ちょうどRadioheadの右側にいるあのギタリストなんて、キュウリっぽい。
左側は・・・セロリかな。ぴしっと筋の通ったぱりぱりした感じとか。
そのうしろのぴょんぴょん縦飛びしてるベーシストは、ズッキーニ。見た目がキュウリそっくりの野菜だけど、味は全然違う野菜(本当はカボチャの仲間、なるほど焼くと美味しい訳だ)。
ドラマーはユリ根。何が似てるかって、そりゃ・・・。

中央のあのちっこい人? あの人はイチゴ。
果物売り場で売ってるけれど、正しい分類は野菜。
草から生ってるんだから確かに野菜だよねと言っても、本人は認めない。漢字で書くと部首が「くさかんむり」だけど決して認めない。
だって「俺は野菜じゃない〜」って昔歌ってんだもの。
しかし、同じ時期に「ここはオレの居場所じゃない〜」とも歌っていたイチゴ。
「赤くて甘いすてきな果物でいたいのに」という願望と「結局は野菜と同じ、青くさい緑色の仲間なのさ」という現実の自己認識とのジレンマに苦悩するイチゴに、確固たる自信とレゾンデートルを模索し、同じような苦しみを抱いていた世の若者たちは共感し、イチゴは一躍有名になった・・・のかどうかは知らない。

料理前に、そんな妄想をかき立てる野菜たちがいろいろと詰まった我が家の冷蔵庫。
冷蔵庫の扉にはカレンダー。今年2008年はw.a.s.t.e.からオフィシャルカレンダーが発売されなかったので、Rockin On誌のものを使っています。
7月は今年40歳になるイチゴのすてきなショット。
自分が果物だとか野菜だとかそんなのは実は些末な事だ。食べてくれる人が美味しいと感じてくれればそれでいいのだ、という真理に至ったイチゴ・ヨークの表情は穏やかさそのものである。


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第4回目は、大阪会場8月10日のSonic Stageに登場する、アメリカ・シアトルを拠点に活動する4人組バンド、Death Cab For Cutie。
このバンドに最初に興味を持ったのは、アルバム「Transatlanticism」のカバーデザイン。
動物ジャケット愛好会・福岡本部代表なもので。(ただいま、メンバー募集中)

Death Cab For Cutieは、ワシントン州・ベリングハムで工学を学んでいたベン・ギバードの失恋からスタート。その経験を9つの曲に仕上げ人に聴かせてまわったというのは、ある意味「ショック療法」と言うべきなのかも。
1998年から2001年の間に、インディーズ・レーベル Barsuk から3枚のアルバムをリリース。ツアーも成功している。バンドは休暇を取った後(その間にベンはサイド・プロジェクトで The Postal Service を結成し、「Give Up」というアルバムを作っている)、ドラムスにジェイソン・マックガーを迎え、2003年に、USパワーポップ・ファンが感動の涙とともに賞賛する名盤「Transatlanticism」をリリース。
2004年の秋に大手レーベル Atlantic Recordsとレコード契約を交わし、翌年「Plans」をリリース。このアルバムはその年のグラミー賞 "ベスト・オルタナティヴ・アルバム" にノミネートされた。

今年、3年ぶりとなる新アルバム「Narrow Stairs」をリリースしたDeath Cab For Cutie。
未だにアルバム「Transatlanticism」、その中でも「Title And Registration」、「Tiny Vessels」、「Transatlanticism」の曲の印象が強い己としては、新曲を最初に聴いた時、甘さ控えめの大人びた雰囲気に少々驚きを感じたのだけれど、今じわじわと共鳴してきています。

ビデオが公開されたばかりの「Cath...」という曲はイントロのギターメロディからぶわっとこみ上げてくるものがある。ベンのもみあげ具合など気にならなくなるくらい、悲しげで美しい曲。
(12月25日追記:先に添付した動画が削除されていたため別のものに変更)
■ Cath...(Live on The Tonight Show with Jay Leno October 31, 2008 )

「Narrow Stairs」 / Death Cab For Cutie
label : Atlantic
release : May, 2008


「Plans」 / Death Cab For Cutie
label : Atlantic
release : Sept, 2005


transatlanticism.jpg 「Transatlanticism」/ Death Cab For Cutie
label : Barsuk
release : Sept, 2003


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第3回目は、大阪会場8月10日のOcean Stageに登場するイギリス・ヨーク出身の5人組バンド、Joe Lean and the Jing Jang Jong(ジョー・リーン・アンド・ザ・ジン・ジャン・ジョン)。

Joe Lean and the Jing Jang Jongは2007年6月にデビュー。
その後、英国の大手レーベル Mercury Records / Vertigoと史上最高額の契約金でレコード契約を交わし、今年の3月にはBritish Anthemへの出演で初来日しています。
BARKSによると、リーダーで元The Pipettesのドラマーだったジョー・リーンはモデルや俳優の仕事をしていたそうで、なかなかセクシーな男前さんです。

バンドと同名のアルバム「Joe Lean and Jing Jang Jong」の発売が8月に控えています。
音の基本はエモーショナル・ロック。その所々にハードロックの硬度や、90's UKメインストリームも加味されている。彼らのMySpaceのプロフィール「影響を受けた音楽」という項目に Pulp を挙げていて、ほぅほぅ、わかる気がするぞ。キレのあるギターが疾走感充分で好印象。ジョーの歌声は若々しくクリアな声質。クセが無く、気分がすっきりとする音楽。

■ Joe Lean and Jing Jang Jong(公式ウェブサイト)
■ Mercury - Artists&Bands / Joe Lean and Jing Jang Jong
■ MySpace.com - Joe Lean and Jing Jang Jong
■ FMusic - Joe Lean and Jing Jang Jong「Lonely Buoy」(MP3試聴)

本当にどうでもいいことなんですが・・・YouTubeでPVが公開されている「Lonely Bouy」という曲、イントロで聴こえるギターの響きがRadiohead「I Might Be Wrong」と同じ音だな。
■ Joe Lean & The Jing Jang Jong - Lonely Buoy

joeleanandjingjangjong.jpg 「Joe Lean & Jing Jang Jong」 / Joe Lean and Jing Jang Jong
label : Mercury Records
release : Aug, 2008


wheredoyougo-jljjj.jpg 「Where Do You Go」 / Joe Lean and Jing Jang Jong
label : Mercury Records
release : Jun, 2008


lonelybuoy.jpg 「Lonely Bouy」 / Joe Lean and Jing Jang Jong
label : Mercury Records
release : Mar, 2008

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