或る秋晴れの日のブックリスト:チェーホフ、ジョイス、北山修。 - [naku-yoru] :: DIARY
October 21, 2009

或る秋晴れの日のブックリスト:チェーホフ、ジョイス、北山修。

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本日は恒例となりました「休日まとめて更新日」。せっかくの良いお天気なのに、悲しきは風邪症候群。薄っぺらい鼻水がスルスル止まりません。ちょっと喉も痛いし…。今朝、毛糸の靴下に出動を要請しました。
前に会社で「風邪を引いたとき、どうやって治してる?」という話題になったときに、「ビールを飲む!」という男性がいたなぁ。アルコールの摂取による血管の膨張、血流量上昇の結果体温を高めて一気に回復を狙うという、野蛮な強気な自家療法。でも一理あるよな。じゃあ己はこの前買ってきた日本酒で!

って酒飲みキャラをこんな過疎地で確立させてもメリットは微塵も無い。慌てず騒がず、あったか~くして安静に。これ基本。以下、寝転んで読むためのブックリスト。それにしてはやけに小難しいそうな本? 図書館ユーザゆえ、いつも期限日に追われているのだ。

チェーホフ 短篇と手紙 (大人の本棚) 」: 夏のおわりに東京へ転居した知人との久々のやりとりのなかで、おすすめの演劇を訊かれ「子供のためのシェイクスピアカンパニー」を推しておきました。山崎清介さんの声が好きです(福岡出身とは知らなかった!)。久しぶりに公式サイト見たら、へー、チェーホフもやるんだぁということでこれをチョイス。結構前に読了していた短編がほとんどなのだけど、あれ、「ヴェーロチカ」って当世流行の「草食系男子」のハナシ?

ダブリナーズ (新潮文庫) / 柳瀬 尚紀 」: そもそも、ジョイス読むぞ!と決めたとき、最初に「ユリシーズ」を選んでしまった情報弱者。文庫の二巻が貸し出し中だったのを言い訳に寄り道中。というか、こっちが本筋。

こころを癒す音楽 」: 加藤和彦さんの自殺のニュースを知った後、音楽に詳しい人からザ・フォーク・クルセダーズで一緒だった、精神科医で作詞家の北山修さんという人の話を聞く。その北山さんをはじめ、精神科医や臨床心理士など心理学のプロフェッショナルらがマイ・ヒーリング・ミュージックをひとつ挙げて語るというもの。ショパンの「ノクターン」から「イパネマの娘」、「贈る言葉」まで幅広い。借りてきたばかりの本だけど、これは何だか良作の予感。

追記あります。私的なネタで恐縮ですが。

本に共通の話題ということで、18日から始まっております。今年もよろしゅう。

■ 福岡の本のイベントブックオカ

「今年も」と書いたけど、アーカイヴ見直したら、2008年はちょうどRadioheadの来日、2007年もRadiohead「In Rainbows」の緊急リリースで、2年ともこの時期このネタはスルーしてたんですね(アドはサイドバーに貼ってたけど)。
この一ヶ月間に及ぶイベントの中で書店員が選ぶ「激オシ文庫」というのがあるんですけど、ああいうのは文芸書とか人文書とか、華やかな(?)部門のメンバーがやるものだよね、専門書は関係ないよね、と余裕かましてたら、今年は「何か出しといて」とか言われて、アタシ涙目。しかも推薦文付き。
普段、一般書はノータッチだし、ベストセラーとか全然興味ないし、そもそも読んだ本の内容あんまり覚えない人だし…。 しかしそれなりに「人生に影響を与えた大事な一冊」というのはあるので、その中からひとつ、激オサせていただきました。で今日、その一覧を見て唖然。もぅ、一言言ってくれればいいのに!

 
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