ほんとは「ト」じゃなくて、「ソ」なのかも。
ちょっと面白そうな本。ピーター・バラカン氏の英語本なんて珍しいなと思ったらNHKか。
「猿はマンキお金はマニ―日本人のための英語発音ルール」/ ピーター・バラカン
出版社:日本放送出版協会
ISBN : 978-4140350829
先月に、トム・ヨークのバイオグラフィ本を注文して納期を調べてもらったとき、担当者がタイトルの「Thom Yorke: "Radiohead" and "Trading Solo"」の頭の部分を「ソム」って読んでて、「ああ、知らなかったら普通にソムって読むのかなぁ」と思った。
「th」のあとに「o」が来る単語、thorn、thought、thousand。ソーン、ソート、サウザンド。皆、「さ」行の音でカタカナ表記するのに、どうして「Thomas」だけ「トーマス」って「た」行なんでしょうね。不思議。
詮無いことですけど、これがもし「Thomas」=「ソーマス」「Thom」=「ソム」が常識の世界だったら、「Thom Yorke、漢字で書くと「富む」と「欲」」っていう5・7・5調の古いギャグがまったく通じなくなるとこだったなぁ・・・って、まぁどうでもいいや。
どうでもいいついでに、Wikipediaの「トム・ヨーク」の項目、いつの間にあんなに充実してたんだろう? 概説にある文章「皮肉的で厭世的~」という部分、これと同じような意味合いを、己はこのnaku-yoru.com上で「怒りや皮肉、諦観を込めた歌詞~」という言葉を使って表現していて、似てるのは単なる偶然なんだけど、悪いことしたみたいに無駄にドキドキしてしょうがない。
己が感じる、表現者トム・ヨークの世界を見る「視点」の移り変わりって、「皮肉、厭世」を経て、「絶望」を経て、「KId A」以降は「諦観」っていう印象。見たくないものは見ないという逃避 ・拒絶の姿勢から、じっと見据えて、真理を探らんと屹然と対峙する。そういう「静かな闘志」みたいなものを、己は今のRadioheadの楽曲からけっこう感じるな。
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