オレンジ色 - [naku-yoru] :: DIARY
July 22, 2007

オレンジ色

| | コメント(0)

福岡市天神は、オレンジ色の紙バッグを持った人々でさぞ溢れかえったことだろう…。
昨日の8時01分から、待ちに待たれたハリー・ポッターシリーズ第7巻「Harry Potter and the Deathly Hallows(UK版)が発売になりました。ご予約、ご購入いただいたお客様ありがとうございました。
己自身は第4巻の「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」で終わっていて(力つきて、とも言う)、特にこだわりはないものの、やはり一度でも触れたことのある物語が終幕を迎えるとなると、なんだかほっとするような、落ち着かないような…不思議な気分。とりわけ、開店後早々にご来店下さったご予約のお客さんの嬉しそうなお顔を見ると、余計に。

ところで、まぁ、全国全世界の出版・書店関係者は皆そうだと思われますが、内々の、所謂『特権』というものです。当店でも例に漏れず、所属する洋書/専門書フロアにハリーや仲間たちの運命と未来を携えた女神サマからのご託宣〜!! 
一般の読者の皆様よりは一足早くエンディングを知ることが出来ました。ガセかデマかと言われていた”続刊”の真相や、如何に!

ちっと無理があるかいな? ハリポタ7のタイトル「Hallows」のスペリングをひっかけまして、この曲を。
Radioheadのときは、ミュージックビデオはバンド側からは細かい指示は出さず、基本的に制作サイドに一任してるのだとか。 トムくんの「The Eraser」からのオフィシャルビデオはこれ一本だけ(だよね?)ですが、これもそうなのでしょうか?
この曲のタイトル「Harrowdown Hill」は(トム自身が言及していましたが)オックスフォードシャーに実際にある場所。
2003年、イギリスの大量破壊兵器専門家であったデヴィッド・ケリー博士の遺体が発見された場所。自殺、あるいは陰謀か…というところで、政府と真っ向から対立するBBCの体制とともに、日本でもしばらく報道されていたと思います。

■ Thom Yorke 「Harrowdown Hill」

僕のような道程はどうか歩まないで 足手まといになったときは存在が消されてしまうとき
ハロウダウン・ヒルを登って下り、学校へ通っていたんだろうね
その丘は僕がそうやって暮らし、そして最期を迎えた場所
自分から落ちたのか、それとも落とされたのか 地面を流れる血は僕のもの?

我が家へ帰ろう 寄り道しないよう まっすぐ前を見て
同じ時代に考えを同じくしている僕たち ただ何も出来ずにいるだけの僕たち
どうか僕には訊かないで、大臣にでも訊いてくれ
同じ時代に考えを同じくしている僕たち 数えきれないほどの多くの人々がそこにいるんだ

僕が走っているのが見えるかい? そこからずっと遠く
僕には負担を除く力なんてない 君の生死を誰も気にしない 誰も彼も関わりたがらないだけ

我が家へ帰ろう 寄り道しないよう まっすぐ前を見て
同じ時代に考えを同じくしている僕たち ただ何も出来ずにいるだけの僕たち
同じ時代に考えを同じくしている僕たち 数えきれないほどの多くの人々

ハロウダウン・ヒルの奥へと僕は歩いて行った
そこは滑りやすい危険な斜面
僕は意識がするりと無くなるのを感じて
そう感じて・・・

icon
この記事のカテゴリ:

コメントする